通信機械工業会(CIAJ)、(社)日本電子機械工業会(EIAJ)、(社)日本電子工業振興協会(JEIDA)、(社)日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(JPSA)の4団体が主催する、通信・情報・映像分野の展示会“CEATEC JAPAN 2000”が3日、千葉・幕張メッセで開幕した。CEATEC(シーテック。Combined Exhibition of Advanced TEChnologiesの意)は、昨年まで開催されていた“COM JAPAN”(※1)と“エレクトロニクスショー”(※2)が統合された展示会で、今回が初の開催となる。
※1 COM JAPANは、CIAJ、JEIDA、JPSAの3団体が主催し、'97年から'99年まで東京ビックサイトで開催されていた情報・通信分野の総合展示会。※2 エレクトロニクスショーは、EIAJが主催し、'62年から'99年まで39回にわたって開催された、半導体、産業用製品、家庭用電子機器、ソフトウェアまで広く扱っていた総合展示会。
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主催関連団体の各代表と、後援を行なう通産省、郵政省、NHKの各代表を交えて行なわれた点灯式 |
公式発表によるとCEATEC JAPAN 2000には、事務局の予想を上回る748の企業や団体が3218コマのブースに出展。海外からも台湾、米国、香港、英国、ドイツ、中国など23の国と地域から202の企業/団体が出展した。
会場は幕張メッセの11ホールすべてが使われており、“ビジネスステージ”(サーバー、パソコン、CTIシステム、ビジネスアプリケーションなど)、“産業ステージ”(LSI、半導体デバイス、産業機器など)、“暮らしステージ”(テレビ、DVD、カーエレクトロニクスなど)の3つのテーマに分かれて展示が行なわれている。
![]() | 通信機械工業会の関澤会長 |
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開催にあたって通信機械工業会会長の関沢義氏は、「いまや“IT”という言葉がニュースや新聞に流れない日はない。製造、金融、物流といったあらゆるところでIT革命による変革が起き、個人生活においても変化が現れている。ITによって枠組みの変化、大きなパラダイムシフトが起こりつつある。ITは1つの文明であり、1つの文化となりつつある。ITがどのように生活に入り込み、どう変わっていくかを知りたいかたはぜひCEATECにいらしていただきたい」と述べた。
![]() | “ビジネスステージ”ネットワークコンピューティングなど通信関連の展示が多い |
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“暮らしステージ”のBSデジタル放送コーナー |
CEATEC JAPAN 2000は3、4日の2日間が招待日、5~7日の3日間が一般公開日となっている。
