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Pentium 4対応をうたったアルミケース登場!

2000年11月24日 11時19分更新

文● Jo_Kubota

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まずはじめに展示されたのはホワイト(アイボリー調)、ブラック

 MT-PRO2200は初代アルミケースであるMT-PRO2000の後継機種として細部をリファインして登場したケースだ。まず見た目で大きく違うのはそのサイズだ。奥行きが555mmと従来と比較して67mm延長され、高さも497mnmと約30mm高くなった。幅は5mm増にとどまっているがかなり大柄なケースになっている。  拡張性は従来とは比較にならないほどパワーアップされ、5インチベイが3ベイから一気に5ベイになっているほか、内蔵3.5インチベイも増設されオプションキット装着時には合計11台まで内蔵可能になっている。



USBも前面にもってくることが可能

デザインは最近のMT-PRO3000や1100を踏襲しており、オーソドックスにまとまっている。MT-PRO2000では少々野暮ったい雰囲気があったが、MT-PRO2200では洗練されグッと高級感が増している。色はホワイト(アイボリー調)、ブラック、プラチナシルバーの3色が用意されプラチナシルバーはMT-PRO1100のパールホワイトマイカと同じ3層構造となっており質感の高さは評価に値する。



前面のLEDは最近流行のブルーLEDではないが、オプションでブルーも用意されている

 気になる価格だが各店ともほとんど、ホワイト4万6800円、ブラック4万9800円、プラチナシルバー5万9800円、OPT KIT 01 1万8800円、OPT KIT 02 7800円となっている。最も安いホワイトとフルオプションを組み込んだ場合でも73,400円とかなり高額になる。この価格は上位機種であるWiNDy MT-PRO3000に並ぶ。

 さて見た感じからの雑感をまとめると、とにかく奥行きが深いのひと言に尽きる。この奥行きのおかげで内部はかなり広いのは良いのだが、555mmは少々大きい。通常のケースは450~480mmが普通であり、それよりも50mm以上長いのは意外と設置場所確保に苦労するように思う。



5インチベイが5、3.5インチベイが3、さらに3.5インチシャドウベイ9と拡張性は十分だ

 内部に目を向けてみるとフルオプション装着時の3.5インチベイの数はこのサイズにしては最大に達する。またクーリングもよく考えられており、全てのファンを取り付ければ空冷に困ることはないだろう。特にマザーやカード類を覆うように取り付けるダイレクトクーリングパネルは今までにない大胆なレイアウトだ。各ベイへのアクセスが容易な点も特筆すべきところだ。マザーを固定するシャーシはPentium 4のCPUクーラー固定に対応しており、Pentium 4マザーも気兼ねなく固定することができる。ところが付属している電源は従来のVarius335であり、この電源はPentium 4には対応していない。せっかくPentium 4対応になっているのになんとも消化不良気味の構成である。Pentium 4とほぼ同時に出てきただけに対応電源を搭載してほしかった。そう思うユーザーも少なくないだろう。



ケース上部の中央には増設用3.5インチベイが用意されており、オプションでHDDユニット用排気ファンをつけることも可能だ

 ところが付属している電源は従来のVarius335であり、この電源はPentium 4には対応していない。せっかくPentium 4対応になっているのになんとも消化不良気味の構成である。Pentium 4とほぼ同時に出てきただけに対応電源を搭載してほしかった。そう思うユーザーも少なくないだろう。

 現在のところ展示をしているのはツクモ.eX、T-Zone.PC DIY SHOPなどで高速電脳ではPentium 4を組み込んだ状態で仮展示もしている。気になるユーザーも、そうではないユーザーも一度見てほしい。サイズを別にすればその拡張性に驚くことウケアイである。



【取材協力】

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