(株)リクルートは、“第6回求人広告引力展”を本日から22日までリクルート銀座8丁目ビルで開催する。『就職ジャーナル』、『B-ing』、新卒向け求人誌『リクルートブック』シリーズなど同社の求人誌でこの1年間に扱った求人広告の中から時代を反映した約300点を展示している。
会場では、終身雇用制の崩壊や就職協定の廃止などで多様化した採用、働き方などを示す広告をテーマ別に展示。インターネットの求人コーナーでは、実際にパソコンを操作して情報を閲覧できる。インターネットによる求人は、最近2年ぐらいで増加。メーカーなどの情報技術系のほか、商社や銀行などさまざまな業界で活用されているという。はじめは企業のイメージアップのために使われていたが、最近では、バーチャルで体験入社できたり、資料請求、セミナーの予約などができる。誌面にはスペースの関係で載っていない詳細な情報も得ることができるという。
さらに同社では中途採用情報を提供する“Digital B-ing”や、匿名で自分のスキルを登録し、求人企業が市場価値を診断する“Sim
Career”などのサービスを行なっている。また新卒向けには、セミナーの予約などが可能な“RECRUIT
navi”を開設、約8万人が会員登録しているという。
「資料請求をはがきでしてもEメールでしても、企業側の対応は同じですが、インターネットを利用していないと出遅れるという意識が学生や大学側にあるため、今の3年生は昨年の11月くらいからインターネットへアクセスし始めたケースが多いようです。全体の約6割がインターネットを就職活動に利用しています。」(同社人材総合サービス事業部門
國賀敬人氏)
「求人広告は商品広告と違って、一生を変える情報。終身雇用制が崩れた今、自分が社会でどれくらいニーズがあるのか、転職すればどれぐらいの待遇が得られるのか、常に自分でマーケティングしていくのが大切です。求人広告を見ていると、いろいろな地域でいろいろな仕事ができるという可能性が広がっていきます。情報を上手に活用すれば人生が自由に展開できる、“人生の応援情報”なのです」(人材総合サービス事業部門
渡邉嘉子氏)
(報道局 若名麻里)
http://www.recruit.co.jp/