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日本IBMと東芝、Linuxのクラスタソフトウェア販売で提携

2000年09月28日 19時34分更新

文● 植山 類

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 日本アイ・ビー・エム(株) (以下 日本IBM)と(株)東芝は9月28日、東芝のクラスタソフトウェア「DNCWARE ClusterPerfect」Linux版の販売で提携すると発表した。日本IBMは、PCサーバ「Netfinity」のクラスタソリューションとして、DNCWARE ClusterPerfectを販売していく。

 東芝は、日本IBMのPCサーバやディスク装置・ミドルウェアに対して、DNCWARE ClusterPerfectの動作検証を実施する。また、日本IBMに対してDNC ClusterPerfectに関する技術支援や販促支援を行なう。

 利用範囲の広がりとともに、Linuxにより高い信頼性が求められるケースが増えている。このニーズを満たすために、クラスタソフトウェアがLinuxに対応しつつある。クラスタソフトウェアは、複数台のサーバで1つのサービスを提供することにより、クラスタを構成するサーバの一部のダウン時にもサービスの提供を継続可能にするもので、可用性と高性能を求めるユーザーに受け入れられている。

 今回の提携により日本IBMは、Linuxによるミッションクリティカルシステムなど、顧客の広範囲な要望に応えることが可能になったとしている。

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