テンアートニの情報誌「10art-ni Plus」 |
さて、すでにLinuxでシステム提案をしている方や、これからLinuxを手掛けようとする方には、もう少しやさしくお答えします。「すでに多くの企業がLinuxを導入しています。大企業でも、既存のシステムと共存してLinuxサーバが何らかの役割を担っています。」とお話しします。
しかし、悲観的な見方をする人の中には、「でも、あまり事例がありませんね」と、捨て台詞的な言葉を発する人もいます。
このような場合は、焦らず余裕で答えるのです。「悲観的になってはいけません。最大のビジネスユーザーは、ISPやASPでしょう。有料のサービスを無償のOSで構築しているとは、口が裂けてもいえませんよね?」 これには、悲観的だった方も笑みがこぼれます。
日本人は事例好きです。「石橋をたたいても渡らない」という感じでしょうか。とにかく、事例や前例がないと導入しないのです。アメリカ人のフロンティアスピリッツを見習いたいものです。勿論、無謀な冒険は、許されません。しかし、システム担当者は、技術者であって、マーケティング担当でないのです。本来、統計データでシステム構築をするわけではないのです。
逆に、優れた事例は、非常に有効な特効薬といえます。優れた提案力と事例があれば、「鬼に金棒」でしょう。テンアートニでは、昨年の10月から情報誌「10art-ni Plus」を作成しています。ソリューション、事例、製品、企業戦略など、最新の情報を提供します。月刊ですが、過去の「10art-ni Plus」をWebサイト上で公開しています。ぜひ、参考にしてください。