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事例との遭遇

2001年01月25日 00時00分更新

文● テンアートニ 佐藤栄一

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10art-ni Plus表紙
テンアートニの情報誌「10art-ni Plus」
Linuxベンダーと知ると、よく次のような質問を投げかけられます。「Linuxは、本当に市場に普及しているのか?」。相手は自身たっぷりの商業UNIXベンダーだったり、挑戦的なWindows NTインテグレータだったりします。これらの方々には、このように答えます。「世界的な真実が日本に当てはまらないわけありません。日本も海外と同じ道を歩みます。今は、時差の範囲です」。

さて、すでにLinuxでシステム提案をしている方や、これからLinuxを手掛けようとする方には、もう少しやさしくお答えします。「すでに多くの企業がLinuxを導入しています。大企業でも、既存のシステムと共存してLinuxサーバが何らかの役割を担っています。」とお話しします。

しかし、悲観的な見方をする人の中には、「でも、あまり事例がありませんね」と、捨て台詞的な言葉を発する人もいます。

このような場合は、焦らず余裕で答えるのです。「悲観的になってはいけません。最大のビジネスユーザーは、ISPやASPでしょう。有料のサービスを無償のOSで構築しているとは、口が裂けてもいえませんよね?」 これには、悲観的だった方も笑みがこぼれます。

日本人は事例好きです。「石橋をたたいても渡らない」という感じでしょうか。とにかく、事例や前例がないと導入しないのです。アメリカ人のフロンティアスピリッツを見習いたいものです。勿論、無謀な冒険は、許されません。しかし、システム担当者は、技術者であって、マーケティング担当でないのです。本来、統計データでシステム構築をするわけではないのです。

逆に、優れた事例は、非常に有効な特効薬といえます。優れた提案力と事例があれば、「鬼に金棒」でしょう。テンアートニでは、昨年の10月から情報誌「10art-ni Plus」を作成しています。ソリューション、事例、製品、企業戦略など、最新の情報を提供します。月刊ですが、過去の「10art-ni Plus」をWebサイト上で公開しています。ぜひ、参考にしてください。



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