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レポートには、Do Linux!参加者へのインタビューも含まれていたわけだが、参加者に共通している意見は、「RHCE(Red Hat Certified Engineer)が最大の難関だ」というものだった。
RHCEは、その合格者Red Hat Linuxに関する体系だった確固たる知識と技術を有する技術者であることを、当のレッドハット(株)が保証する資格であるために、どうしても敷居が高くなってしまう。実際、今までのDo Linux!参加者でも、数人がRHCEのテストに合格できなかったという。もちろんRHCEは再受験できるのだが、資格取得に費やす期間も延びるし、出費も増えてしまう。
その一方で、Linux技術者に対する業界のニーズは増えるばかりだという。実際、パソナテックには、大手ハードウェアメーカーをはじめとしてLinux技術者への依頼が多く寄せられているという。
Do Linux!の定員は増やしていきたいが、RHCEを安心して受講できるレベルまで達している人の割合が少ない……。こうした背景から登場したのが『Do Linux!入門コース』である。
これは、Do Linux!に参加したいけれどもLinuxの知識に不安がある人を対象に、実際のDo Linux!コースに入る前に、3日間のトレーニングを受けてもらおうというものだ。だから、対象はDo Linux!を受ける意思のある人に限られる。ステップとしては、Do Linux!参加を決めてから、実際のコーススタート前にDo Linux!入門コースを受けておく、といったステップになるだろう。
次ページでは、Do Linux!入門コースの具体的なコース内容を見ていこう。
