プラネックスコミュニケーションズ(株)は、11月下旬よりOSにLinuxを採用したコンパクトサーバ「PLASMA2000」を発売する。価格はオープンプライスで、市場参考価格を12万8000円としている。
![]() | 電話帳大の小型Linuxサーバ、PLASMA2000。 |
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PLASMA2000は、インターネット、イントラネットの両方に対応した各種サーバ機能を備え、それらの機能をWebブラウザから行なう「PLASMA」というユーティリティを備えている。PLASMAは各種設定のバックアップも可能となっており、トラブルが発生した際にも設定をリストアすることができる。
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PLASMAの設定画面。必要なシステム、ネットワーク設定はWebブラウザから行なうことができる |
ハードウェア仕様
- CPU: Cyrix MediaGX-133MHz
- メモリ: 64MB
- ハードディスク: 4GB
- ビデオコネクタ: D-sub15ピン×1
- キーボードコネクタ: PS/2ミニDIN6ピン×1
- マウスコネクタ: PS/2ミニDIN6ピン×1
- ネットワーク: 10BASE-T RJ-45×1
- シリアル: RS-232C D-sub9ピン
- パラレル: D-sub25ピン×1
- 外形寸法: 290W×225D×53H
ソフトウェア仕様
- ディストリビューション: Red Hat Linux 6.0
- WWWサーバ: apache 1.3.6
- DNSサーバ: BIND 8.2
- FTPサーバ: ftpd 0.10
- メールサーバ: qmail 1.03
- DHCPサーバ: dhcpd2.0B1PL6
- PPP: PPP2.3.7
- Windowsファイル共有: samba 2.0.5A
- Macファイル共有: NetaTalk 1.4B2 + ASUN2.1.3
- IPマスカレード
- ファイヤウォール
このように小型で安価、かつ設定が簡単という特徴を持ったLinuxサーバは、今年の中頃から相次いで発表されている。安価なサーバという分野の製品において、LinuxはOSの料金がかからず、ネットワークにも強いという大きなメリットがある、ということだろう。
