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オムロンソフトウェア、日本語変換システム「Wnn6 for Linux/BSD Ver3.0」を発売

1999年07月07日 07時40分更新

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オムロンソフトウェア(株)は、日本語変換システム「Wnn6 for Linux/BSD Ver3.0」を29日に発売する。価格は9800円。

「Wnn6 for Linux/BSD Ver3.0」パッケージ

新機能として、“簡単インストーラ”を搭載。独自スクリプトをkterm上で実行し、メニューに従って答えることでインストールできる。インストール時にOS(ディストリビューション含む)が自動的に認識されるので、特別にOS独自の設定を行なうことなく実行できる。また、“Windowsクライアント”を同梱。これにより、WindowsパソコンからLinuxサーバなどにある辞書も利用できる。2ライセンスを標準添付し、ライセンス形式は1マシン1ライセンスとなる。

このほか従来のバージョンと同じく、XIM(X Input Method)サーバ“xwnmo(エックスウンモ)”も搭載している。Muleでのインライン入力が行なえるほか、GUIでユーザー辞書などの環境設定が可能。辞書の語彙数は30万語、前後の文章を判断し正しい変換を行なう“FI関係用例”は合計300万用例となっている。

Wnn 6 Ver3.0画面

対応OSは、TurboLinux 日本語版 3.0/4.0、Plamo Linux 1.4、日本語redhat Linux 5.2、Vine Linux 1.0/1.1、Debian GNU/Linux 2.1 Slink-JPの各ディストリビューションのほか、FreeBSD 2.2.8-RELEASE。既バージョンユーザーは「バージョンアップキット」を4000円で購入できる。

ATOKとの差異は、ターゲット層の違い

同製品は9日に発売される「TurboLinux 4.0」(価格は9800円)にもバンドルされる。この「TurboLinux 4.0」には、(株)ジャストシステムの日本語変換システム「ATOK12 SE for Linux」もバンドルされる。ATOKとの差異についてオムロンでは、「WnnはUNIXユーザー、一方ATOKはWindowsユーザーやMS-DOSユーザーが多い。「TurboLinux 4.0」の販売元であるターボリナックス ジャパンの意向でもあるが、これら両方のユーザーがLinuxに移行できるという意味で両方がバンドルされている」とコメントしている。また、単体での「Wnn6 Ver3.0」の価格が9800円であることについては、「ユーザーからの要望が多ければ改定も検討したい」という。

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