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Linux対応の「ATOK X」、単体パッケージで9月8日に発売

2000年07月18日 16時11分更新

文● 植山 類

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 (株)ジャストシステムは、日本語入力ソフト「ATOK X (エックス) for Linux」を9月8日より単体パッケージで発売する。価格は9800円。同社は、1999年7月から「ATOK12 SE for Linux」を主要ディストリビューションにバンドル提供していたが、単体パッケージのATOKを販売するのはこれが初めてとなる。

 ATOK X for Linuxは、ツールキットにGTKを採用、WindowsやMacintosh版のATOKと同等の使いやすさを実現するという。入力メソッドのプロトコルには、Ximp上位互換の「IIIMP」(Internet-Intranet Input Method Protocol)を採用する。

 動作環境は次のとおり。

  • カーネル2.0.0以上
  • glibc 2.0
  • GTK+ 1.2.0以上
  • XFree86 3.3.3.1以上

 現在動作確認済みのディストリビューションは、ATOK12 SEをバンドル販売しているディストリビューションと同じで、次のようになっている。

  • LASER5 Linux 6.2
  • OPEN Linux 2.3日本語版
  • Red Hat Linux 6.2J
  • TurboLinux 日本語版 6.0

 ジャストシステムによると、Vine LinuxやDebian GNU/Linux、Kondara MNU/Linuxなど、上記以外のディストリビューションについてもなるべく広くサポートしたいとのことだ。

 Linux用の商用日本語入力ソフトウェアは、オムロンソフトウェア(株)の「Wnn6」や(株)バックスの「VJE-Delta」がすでにパッケージ販売されている。ATOKがそこに加わることで、バンドル版以外のパッケージがさらに広がることになる。

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