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Linuxの最新カーネル「2.2」がプレリリースされる

1998年12月28日 00時00分更新

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Linuxの最新カーネル「Linux 2.2」のプレリリース版がインターネットで公開された。Linux 2.2では、SMP(Symmetric MultiProcessor:対称型マルチプロセッサ)への対応が強化されているほか、ファイルキャッシュ機構が改良され、ファイルI/O処理の高速化が図られている。また、コンパック(旧DEC)のAlpha、SunのSPARC、AppleのPowerPC(Macintosh)など、Intel x86以外のプラットフォームへの対応も統合された。またもっと身近なところでは、NTFSやFAT32への(正式)対応というのもある。

[コメント]

昨年11月に、イベントに招かれて講演したLinus氏が「Linux 2.2を1998年のクリスマスまでにリリースする」と宣言したため、今年最大のクリスマスプレゼントとして期待する人も多かったようです。しかし、大方の予想通り、作業は遅れ気味で、ついに1998年のうちにはリリースが間に合いませんでした。そして、暮れも押し迫った28日になって、ようやく最終テストのためのプレリリース版が公開されたというわけです。

1月7日現在も、先進的なユーザーらによる最終テストが繰り返されていて、着々とバグフィックス(問題点の修正)が続けられています。1月7日17時43分現在、すでにプレリリース版のバージョンが5となっているので、それほど遠くないうちには最終的にフィックスされて、Linux 2.2が正式リリースされることでしょう。

Linuxは、すでに現行のLinux 2.0カーネルでも、普通のOSとして利用する分には十分すぎるほど頑健ですし、パフォーマンスも悪くありません。そのため、この2.2系カーネルは比較的長い期間に渡って使われ続けることになるのではないかと思われます。ただ個人的に欲しい機能は、あとはUSBサポートです。これは、ずっとテストが行なわれていて、順調に行けばこの2.2で取り込まれる予定でしたが、結局間に合わなかったようです。すでに、USBキーボードとUSBマウス程度ならサポートできているという話もあるので、期待したいところです。(K)

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