このページの本文へ

電池が切れても使える上にメモリカードスロットまで付いた

三洋の最新ICレコーダはここまで高機能

2009年03月03日 06時00分更新

文● 岡本善隆/企画報道編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

1) 直接PCに繋がるのでキャップをなくしません

 ICレコーダをPCに接続できるのは、最近では当たり前の機能なのだが、本機は裏面のスライドをニュっとズラすだけで、USB端子が現れるので、特に優れている。

 ケーブルで接続するタイプだと、PCに接続するときにいつか必ず「ケーブルがない!」と騒ぐことになるだろうし、USB端子部分に取り外し可能なキャップが付いている製品だと、そのキャップをなくしそうに感じる。いやワタシがモノをなくすのを特別得意にしているせいかもしれませんけど。

USB端子がニョキッと

USB端子は内蔵されているタイプで、本体背面のスライドで出す。本体だけでPCに接続できるし、分離するパーツもないので、何かをなくす心配もない

電池ぶた

唯一残念だったのが電池ぶた。この部分もゴムか何かで本体とくっついていればよかったのに(microSDカードスロットのふたはくっついている)

2) レコーダの電池が切れても使えます

 AC動作モードは同社製品以外であまり搭載されていないので話題にならないが、実は注目すべきポイント。電池が完全に切れても、ノートPCのUSB端子などに接続すればバスパワーによって録音ができるのだ。

 筆記具を忘れて、インタビュー相手に平然と「ペン貸してください」と言える大変失礼なワタシでも、取材先で単4形電池を都合良く貸していただけることには正直期待しない。その点、本機ならノートPCのバッテリが続く限りは録音できる。ノートPCとICレコーダ双方の電池残量という2つのことを同時に意識しておくことができない人間にピッタリである。

AC動作モード

PCなどのUSB端子から電源を供給されている状態で録音機能を利用できる。うっかりICレコーダの電池を切らしても大丈夫。ただし、同社の上位モデルに用意されているエネループの充電機能は持たない

3) メモリ容量は実質無制限

 これまでのICレコーダの多くは、内蔵メモリしか利用できず、購入時にどの容量を選ぶか大いに悩まされてきた。その点本機は、本体にSDHC対応のmicroSDスロットが用意されているので、4GBあたりのメモリカードを何枚かカバンの隅に入れておけば、メモリ残量に気をもむことはほとんどない

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ