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ソフトバンク春フラッグシップ機が登場だ

ダブルワンセグ932SHを語り尽くす

2009年02月09日 09時00分更新

文● ヤシマノブユキ、西川仁朗/トレンド編集部

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「ダブルワンセグ機能って何に使うんですか?」「うむ、では教えてしんぜよう」といった感じで編集部のスタッフにレクチャーするヤシマ氏(左)

 2月6日に発売になったばかりの「SoftBank 932SH」。世界初のダブルワンセグ機能でバリバリとワンセグを楽しめ、有効画素数800万画素のCCDカメラでパシャパシャ写真を撮りまくれる、まさに「ソフトバンクモバイル最強」の1台だ(関連記事)。

 早速、編集部に届いた932SHを片手に、編集部にライターのヤシマノブユキ氏を迎えて、932SHについて徹底して語り尽くした。そろそろ新しいケータイが欲しいなぁと思っている人は、ソフトバンクユーザーに限らず、要チェックだ。

全部入りにこだわったソフトバンクの最強ケータイ

「SoftBank 932SH」。ずらっと並んだカラバリ4色。注目のワンセグ機能を表示。4端末とも表示形式を変えてみた。端末価格は「月月割(以前の『新スーパーボーナス特別』)」利用で4万7520円

編集部N さて、いよいよこの春のソフトバンクモバイル最強ケータイが届きました。もう2年くらい前のモデルですが、僕は912SHを愛用しているので今回の端末は非常に興味があります。触った第一印象はどうでしょうか?

ヤシマ氏 まず、なんと言っても「全部入り」度がハンパじゃないです。ハイエンド端末に必要不可欠な機能をほぼ網羅しているので、「どうせ買うなら、大は小を兼ねるものを」的発想の人は、これを買っておけば間違いないでしょう。モバイルウィジェット、GPS。バーチャル5.1chサラウンドの新機能。ないのは、タッチパネルと、auから登場したWoooケータイ「W63H」の3D機能ぐらいでしょうか(関連記事)。カメラも画素数的には最高クラスだし、超てんこ盛りな1台です。

画面は3.3型のフルワイドVGA液晶。表示色数は約1677万色

メニュー画面も色鮮やか

N ガジェット好きのマニアをくすぐるというよりは、高機能にこだわる一般ユーザーにいい端末ですよね。

 「使いにくそうだけど、逆にそれが可愛い」という端末ではないので、スマートフォンユーザーには物足りないかもしれません。しかし、高機能なのに安定感があって、ケータイユーザーには使いやすいモデルです。初のAQUOSケータイ「905SH」が登場したのが2006年ですから、サイクロイド機構の進化も含めていよいよここまで来たのかって感じですね。

N そうですね。今回は「Newサイクロイドスタイル」ということで、液晶が90度回転する際の表面の段差がなくなりましたね。僕はサイクロイドの出っ張りってそれほど気にならなかったのですが、なだらかになったのは嬉しいところです。その分若干厚みがありますが、ずいぶんと細部にもこだわったギミックで感心しました。

手前が932SHで、後ろの白い部分が出っ張っているのが編集者愛用の912SH

左が932SHで、右が912SH。可動部のギミックも大きく変更。曲がっている部分に注目

厚さもこれだけ変わった。

 先端機能を搭載しているのに、デザインも含めて洗練されていて安心して使える。ここまで安心感とか安定感がある端末ってそれほどないでしょう。テレビ、音響、液晶レベル、ウェブブラウザ、どれをとってもほぼ国内ナンバーワンのクオリティです。

ウェブブラウザで「ASCII.jp」のウェブサイトを表示してみた

N 確かに、ヤシマさんもiPhoneユーザーですけど、iPhoneやWindows Mobileって、ちょっと使いにくいのが逆にかわいいってところがあるみたいですね(笑)。ただ、ソフトの挙動も含めてハイエンドなのにストレスなくさくっと動くって、慣れてしまうと当たり前なんですが、一度慣れるとなかなか他の端末へ行けないですよね。

 もっとも、完成されすぎていて「育てがい」はないかもしれないな。そういう人はスマートフォンをサブ機で持って、メインのハイエンド端末として932SHならアリなんじゃないかな。これほど高機能なのに、「月月割」の利用で4万円台という価格も割安感がありますね。

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