小径車(ミニベロ)
ここ数年、町中で見ることがぐっと多くなった自転車の1つでしょう。
特徴としては無論その小さなタイヤサイズにあり、径のサイズが24インチ以下の自転車のことを小径車とよびます。また、そのお陰で比較的屋内にも置いておくことができ、日本にあるような集合住宅に住む都会の人にとっては、ママチャリよりも購入を考える人が多いとか。
小径車の中でも折りたたむことができるモデルもあり、代表格としてはフレームの折りたたみ方法で数々の特許を持っているDAHON社が有名ですが、DAHON式以外の折りたたみ自転車もあり、一口に折りたたみ自転車といえども相当奥深いものになっています。
通勤に使うと考えた場合、半径10キロ圏内であれば、選択肢の1つして入れても良いと思います。実際、私も住まいが都内にあったときには毎日会社まで小径車で通っていました。
リカンベント
自転車の中で、かなり風変わりなのがこのリカンベントでしょう。乗る姿勢が独特であり、普通の自転車がペダルを下につけているのに対して、このリカンベントは前に付いています。その為、寝転がりながら乗るといっても過言ではない乗車姿勢となり、乗り慣れるまでは相当怖い思いをする事が多いようです。ただし、体自体を進行方向に向けているため、空気抵抗が他の自転車よりも少ないとされています。反面上り坂に弱く、車のドライバーからも見えにくいというデメリットもあります。
うつぶせに乗るタイプをプロン、乗車位置が低いローレーサー、3輪であるトライクといったモデルなど種類もそれなりにあります。ちなみにイラストレーター兼漫画家である安倍吉俊氏もリカンベントを所有しています。
通勤に使うと考えた場合、東京のような起伏の激しい土地には向いておらず、逆に言えば起伏がそれほど無いような地域で使うには良いかもしれません。
ただし、お値段もそれなりにしますので、お財布に相談しながらになりますけど。
クロスバイク
街で快適に乗ることを目的に作られた、といっても過言ではないのが、このクロスバイクです。
ちなみにクロスバイクという名称自体は日本だけでしか通用しないようで、海外ではハイブリッド・バイクと呼ばれるなど、色々呼び方が違うようです。
特徴としては、フラットバーハンドルに少々太めのタイヤ、そして軽量なフレームといったところでしょうか。
また、元々がロードレーサーとMTBのあいのこであるため、ブレーキがMTB用だったり、フロントフォークにサスペンションが付いていたり、しかしタイヤはMTBよりも太くないけどロードレーサーよりは太かったりと、どっちつかずというか、なんか色々変わっている自転車に見えます。
また、クロスバイクにもフラットバーロード、スピードバイク、メッセンジャーバイクと色々種類があり、また、各社が勝手に色々な名称で呼んでいる場合もあります。
また、クロスバイク自体はロードバイクほどスピードはいらないけど、MTBよりはスピードが欲しいといったユーザーからの声をすくい上げた結果の自転車であり、気軽に乗れる自転車といえます。
通勤として使う場合には、半径30キロ圏内は余裕でしょうし、各メーカーからも数多くの製品が出ていますので、初めての1台として買うのも良いのかもしれません。
1回じゃ終わりません(終われません)
ざっと紹介してみましたが、実はまだまだ紹介していない自転車もあったりして、続きは第3回に持ち越しということになりました(一番重要な自転車を紹介していませんし)。
今回、久々に色々な自転車の事を調べて見てわかったことは、色々な種類がありすぎて何が良いのやら今更わからなくなってきました(笑)
私でさえこんな感じなのですから、初めて買おうと思う人はもっとわからなくなってきたかも知れません。とはいえ、結局は予算と通勤の距離などが重要となってくるでしょう(だからといってママチャリは論外ですけどね、この連載的には)。
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