イー・モバイルの「Touch Diamond(S21HT)」は、Windows Mobile 6.1搭載のハイエンドスマートフォンだ。前回は通信速度やバッテリー駆動時間といった基礎体力についてお伝えしたので、今回は独特のタッチ操作や携帯性に迫ってみたい。
ココに注目!
ケータイよりもコンパクト
スマートフォンというとポッチャリ、ゴテゴテ、ズッシリといったイメージが強いが、Touch Diamondがこれまでのスマートフォンと異なるのはホッソリ、スッキリ、フンワリとしている点だ。
重さわずか98g、厚さ11.9mmのボディーは国内のどのスマートフォンよりも軽量コンパクトなだけでなく、一般的なケータイ(約120g)と比べてもバッテリーパック1個分ほど軽い。手に持つと「もしかしてモック(模型)か?」と思うほど軽く感じられる。
握ったときのサイズ感はドコモの「FOMA N906iμ」や「PRADA Phone by LG」とほぼ同じで、ストラップも簡単に取り付けられる。ハイエンドなスマートフォンでありながら、ケータイ感覚で気軽に持ち歩けるのは、今のところこのTouch Diamondだけだ。
本体はすべて樹脂製で、率直なところ、ウットリするほどの高級感は感じられない。しかし、凹凸や段差を排したオールフラットボディーは剛性感が高く、ちょっとやそっとでは壊れなさそうな安心感を漂わせている。

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