香港は、狭い都市でありながら複数のケータイキャリアがしのぎを削っている。さらに、日本と違って回線の提供と端末の販売が分業していることから、デバイス好きや通信好きにとっての「ケータイ天国」といえる文化が成熟している地域である。
その香港へ、イー・モバイルのSIMロックフリー機「EMONSTER S11HT」を持ち込み、ケータイ天国を味わってみることにした。
空港でSIMをゲット!
香港の空港に到着し審査を終え入国ロービーを出て真っ先にすることは、1フロアー上の出国ロビーへの移動。入国したとたん出国とは変な話だが、実は出国ロビーにキャリアのショップがあり、プリペイドSIMを購入することができるのだ。
今回購入したのは「CSL」のプリペイドSIM。ほかのキャリアでももちろんプリペイドSIMを提供しているが、CSLの「Power Prepaid SIM」と「HK$1000 Prepaid SIM」はプリペイドSIMにもかかわらずパケット定額のサービスが申し込める。通話以上に通信が重要な機能であるEMONSTERにとって、このパケット定額は大きな魅力なのだ。
Power Prepaid SIMはHK$88(約1232円)とHK$180(約2520円)の2種類、HK$1000 Prepaid SIM」は名前のとおりHK$1000(約1万4000円)の1種類。それぞれ値段分の利用料金がチャージされた状態となっている。また、Power Prepaid SIMとHK$1000 Prepaid SIMの大きな違いは電話番号の有効期間。Power Prepaid SIMは半年間(180日間)で、HK$1000 Prepaid SIMは2年間(730日)となっている。この有効期間はHK$50(約700円)以上をチャージすると、その日からの計算となり延長される。
パケット定額の料金はどちらのプリペイドSIMも同じで、日数別に3つのコースが用意されている。
- 1日:HK$50(約700円)
- 5日:HK$178(約2492円)
- 30日:HK$788(約1万1032円)
使用料はチャージされた金額から引かれることになるので、HK$180のPower Prepaid SIMを購入すればリチャージなしで5日間パケット定額の申し込みができるというわけだ。
この連載の記事
-
第12回
スマホ
スマートフォン元年の覇者、HTCの狙い -
第11回
スマホ
Touch Diamond~自慢のタッチ操作はサクサクか? -
第10回
スマホ
Touch Diamond関連エントリー総集編 -
第9回
スマホ
Touch Diamond~~速度とスタミナをチェック! -
第8回
スマホ
Touch Diamond 海外でバカ売れの実力は? -
第7回
トピックス
Touch Diamondでイーモバは1台目需要を狙う -
第6回
スマホ
イーモバ「Touch Diamond」を写真でチェック! -
第5回
スマホ
最薄最軽量のタッチケータイ「Touch Diamond」発表! -
第4回
スマホ
EMONSTER+iPod touch ≧ iPhone ? -
第2回
スマホ
薄くなった弟分―EMONSTER lite登場! - この連載の一覧へ