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Amazonのクラウドコンピューティングサービス

Amazon EC2でWindows Serverを年内提供へ

2008年10月02日 23時08分更新

文● 新 淳一/ASCII.jp

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 いよいよ、Amazon EC2上でWindows Serverが利用できるようになるという。――Amazon ECって何?

Amazon EC2

Amazon EC2は、Amazonが提供する人気Webサービスの1つ

 Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)とは、簡単にいうとAmazonの巨大なデータセンターを従量制でユーザーに貸し出すホスティングサービスのこと。ユーザーは仮想化されたAmazonの超巨大サーバー環境から、必要に応じたリソースを借り、自分のサーバー環境を構築できる。構築するサーバー自体が仮想的なものなので、いつでも簡単にサーバーを追加したり停止したりと、柔軟に運用できるのが最大の特徴だ

 サーバーを自前で調達するとなれば、将来を見据えて、ハードの選定から設置、セットアップといった作業が発生する。実際に稼働するまで相応の時間がかかるが、Amazon EC2なら、Webサイトから申し込むだけですぐに設定済みのサーバー環境を手に入れ、運用開始できる。つまり、ミニマムで始めて後でサーバーの台数を拡大するといったことが容易にできるのだ。また、負荷が高いときだけ一時的にサーバーを増強するといった使い方もできる。

 Amazon EC2は柔軟性が高い一方で、OSは現時点でLinuxやSolarisが使えるだけ。業務でWindowsを利用しているユーザーにしてみると敷居が高い。だが、年内にはWindows Server(32ビット版、64ビット版ともに)にも対応するとの発表で、状況は大きく変わった。たとえば、ASP.NETで構築したアプリケーションがAmazon EC2上で運用できるようになるのだ。SQL Serverも利用可能になる。また、Amazon EC2が提供しているElastic IP Addresses(クラウドコンピューティングのためにIPを固定するサービス)、Availability Zones(複数のゾーンに処理を分散するサービス)、Elastic Block Store(ストレージサービス)などのサービスもWindows Serverから利用できるという。

 気になるのは利用料金だろう。Amazon EC2の利用料金は、起動時間とデータの転送料に応じて発生する。ちなみに現在のLinuxベースの価格だと、たとえばデフォルトのスモールインスタンス(1台のユニット、32ビット1コアのCPU、1.7GBのメモリー、160GBのストレージ)で、起動時間1時間あたり0.1ドル。転送料課金は、アップロードが1GBあたり0.1ドル、ダウンロードが1GBあたり0.17ドルだ(10TBまで。移行、増加するごとに段階的に単価が安くなる)。

 少々イメージしにくいが、たとえば1台を1カ月起動すると72ドル(約7500円)。転送料については、仮に100KBのページが月10万PVだと10GB(1.7ドル/約180円)、月100万PVでも100GB(17ドル/約1800円)といった感じになる。ただし、Windows Serverの利用料金は、Windowsのライセンス料があるため現在のLinuxベースの価格よりは高くなる見込みだとしている。

 現在、Windows Serverでの利用は、一部のユーザーにプライベートベータとして提供中。年内には正式版として公開する予定だ。価格などの詳しい情報は後日発表するという。

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