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ワンセグ搭載モデルを追加

強力「吸盤」がスゴい! ソニーの携帯型ナビ

2008年09月05日 15時40分更新

文● 広田稔/トレンド編集部

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 近年、製品が充実してきている市場のひとつに、簡易型カーナビ(パーソナル・ナビゲーション・デバイス、PND)がある。車の中ではカーナビとして利用し、目的地や自宅に着いたら本体を取り外して持ち運べるという手軽さが、人気を集める理由だ。

 そんな市場に向けて、ソニー(株)は10月23日、「nav-u」シリーズの新製品を投入する。ラインアップはワンセグ搭載モデルの「NV-U3V」と、ワンセグがないエントリーモデルの「NV-U3」という2製品。価格はともにオープンプライスで、予想実売価格はNV-U3Vが6万5000円前後、NV-U3が5万5000円前後だ。

ワンセグ搭載モデルの「NV-U3V」。本体色はブラック(左)とブラウン(右)の2色

NV-U3

エントリーモデルの「NV-U3」。本体色はシルバーのみ

ピタッと吸盤

「ピタッと吸盤」付きのクレードル。従来製品から用意されていた要素になる

 いちばんの特徴は「ピタッと吸盤」というクレードルの吸盤だ。クレードルを車のダッシュボードに取り付けるというと、工事を頼んだり、シールを使って貼り付けたりと面倒くさそうなイメージがある。ソニーのnav-uシリーズはこの「ピタッと吸盤」があるおかげで、クレードルのボタンを押して空気を抜きながら吸盤を吸着させて、レバーを回してロックするという2ステップで取り付けが終わる(設置の様子はプレスリリースにある動画で確認できる)。

 新要素としてはワンセグ搭載モデルの追加が目玉だ。また両モデルとも、一部の3D表示や市街地の詳細表示など、地図の分かりやすさが向上しており、徒歩モード、ガイド情報なども用意された。

首都高入り口や交差点といった重要なポイントでは、3Dのガイド画像や方向看板を表示してくれるようになった

市街詳細地図

市街詳細地図に対応している地域では、道路の幅や建物の形状まで表示されるようになった

徒歩モード

「徒歩モード」画面。従来、車での利用が前提だったため、公園の中などを歩くとナビ上では近くの道路に現在地が表示されていた。徒歩モードを使えばこの問題が解消できる(ただし徒歩モードではルートガイドは利用できない)

ガイドブック

「グルメぴあ」「GDOゴルフ場情報」「全国立ち寄り温泉200」など、約1万6500件にのぼるガイド情報が含まれている

 2モデルとも、タッチパネルに対応した4.8インチのワイド液晶モニター(解像度は480×272ドット)、GPS、4GBのフラッシュメモリー、メモリースティックデュオスロットを用意する。画像(JPEG)、音楽(MP3)、動画(MPEG-4)の再生も可能だ。バッテリー駆動時間は、通常モードで2時間、省電力モードで3時間。本体サイズはNV-U3Vが約幅150×高さ87×奥行き25.7mm、NV-U3が約幅150×高さ87×奥行き20mm、重量はNV-U3Vが約280g、NV-U3が約250g。


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