ソニー(株)は10日、ジャイロセンサーを搭載したポータブルナビ「nav-u」（ナブ・ユー）を11月21日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、予想実売価格は6万円前後。
nav-u
nav-uは、吸盤を備えたクレードルを車内に設置し、クレードルに取り付けることで設置が完了するハンディーサイズの車載専用ナビゲーションシステム。液晶ディスプレーには4.8インチワイドサイズ(480×272ドット)のタッチパネル式TFT液晶パネルを採用している。
測位システムには、GPS測位機能、車両の上下方向の位置変化を検出する気圧センサー、進行方向の加速度を計測する加速度センサーに加え、右左折による方位変化を検出するジャイロセンサーを搭載した「POSITION plus G」を採用した。ジャイロセンサーの搭載により、低速走行中の方位変化やトンネル内/高架下での右左折も検出されるようになり、より高度なナビゲーションが可能になったという。
本体には2GBのフラッシュメモリーを内蔵し、約3000万件の住所検索データ、約1000万件の施設検索データ、約1000万件の電話番号検索データと全国の地図を収録している。また、クチコミ地図情報サイト「ペタマップ」、ガイドブック情報のダウンロードサイト「みんなのガイド屋さん」に対応しており、パソコンでダウンロードしたクチコミ情報/ガイドブック情報をメモリースティック Duoにコピーしてnav-uに装着すれば、クチコミ情報/ガイドブック情報を目的地として設定できる。
そのほかの機能としては、音楽再生(MP3)と動画再生(MPEG-4)にも対応する。本体サイズは幅145×奥行き20×高さ87mm、重量は約250g。電源は内蔵バッテリー(最長約3時間稼働)のほか、ACアダプターやシガーソケットからの給電にも対応する。
