拡張性と静音性を両立したVALUESTAR R Luiモデル マイクロタワータイプ
同期不要、重いアプリや動画もOK! ―新型Luiが買いの理由
2008年09月12日 09時00分更新
お好みサイズで「俺モデル」を遠隔操作!
VALUESTAR R Lui マイクロタワーの最大のウリ「PCオンデマンド」について詳しく見ていこう。
外出先から本機を操作する「PCリモーター」(別売り)には、ノートタイプの「Lui RN RN700/1C」(以下Lui RN)とポケットタイプの「Lui RP RP500/1C」(以下Lui RP)の2製品が用意されている。
メールや動画編集など「大きめの画面で細かい操作がしたい」ならノートタイプ、HDDの動画やeyeVioの動画を高精度なままコンパクトに観るなど「超小型プレーヤーとして使いたい」ならポケットタイプと、自分のやりたいことに合わせて選べるわけだ。
Lui RNは10.6インチワイド液晶(1280×768ドット)とキーピッチ17mmのキーボードを搭載した、小型ノートパソコンタイプ。約649gという、同じクラスのノートでは実現不可能な軽さが圧倒的な魅力だ。HDDを搭載していないため衝撃にも強く、本体の堅牢性も高い(面耐圧190kgf)ので気軽に持ち歩ける。
Lui RPは、4.1インチワイド液晶(800×480ドット)を搭載したPDAタイプの端末。約249gという超軽量ボディを実現しており、マシンとしての「重さ」はまったく感じない。液晶ディスプレーはタッチパネルとなっており、指先やタッチペンで操作が可能だ。
画面とキーボードだけ外して持ち歩く感覚
このPCリモーターから、無線LANなどでインターネットに接続して、自宅のLui対応サーバーPCを操作するのが「リモートスクリーン」である。
このときPCリモーターの液晶に表示されるのは、そのまま自宅にあるサーバーPCのデスクトップ画面である。感覚としてはディスプレーとキーボードだけ取り外して持ち運んでいる感じだ。自宅のパソコン(サーバーPC)にインストールされているソフトはそのままPCリモーターで操作できる。
似たようなところでWindowsのリモートデスクトップがあるが、Luiの場合、デスクトップや動画の再生画面をクライアント側のディスプレーに「生中継」しているだけなので、負荷は限りなく小さい。
また、サーバーPCは、スタンバイ状態や休止状態から、PCリモーターからの接続リクエストによって復帰できる。つまり、「サーバー側は一日中電源つけっぱなしなの?」という心配は無用ということだ。
PCリモーターで利用できるもう一つの機能として「ファイル転送」がある。これは、サーバーPCのHDDにあるファイルを、PCリモーターに差し込んだSDメモリーカードなどに転送したり、逆にPCリモーターのSDメモリーカード内のファイルを、サーバーPCのHDDに転送できるというものだ。
Lui便利メモ:
旅先の写真を、その場で編集してブログに載せる
Luiの「ファイル転送」を便利に使えるのが旅行先だ。まずは撮影した高解像度の写真データをPCリモーターからサーバーPCに転送。その場で、データ整理や画像編集が簡単にできてしまう。もちろん画像のサイズをリサイズしたり、レタッチすることも可能。ブログへのアップだってラクラクだ。旅行や撮影のたびに、バッグにゴッツい高性能ノートPCや外付けHDDを入れていく必要がなくなるぞ!