夏のミリタリー記事小特集ということで、今回第一弾は藤吉氏による千歳基地航空祭だ。北海道の基地ということでそう気軽には行くことの出来ない千歳だが、今回は快晴に恵まれた航空祭の模様を多数の写真によるレポートでお送りする。戦闘機部隊だけではなく、政府専用機や救難隊などのフライトの様子を十分に堪能して欲しい。
さて、北海道の空の玄関は新千歳空港の「新」って何でついているか知ってるだろうか? それは隣に千歳飛行場があるからだ。そんなの知らないなあ、というのも無理はない。航空自衛隊千歳基地の専用飛行場なのである。新千歳空港ができる前は千歳基地と(旧)千歳空港は同じ滑走路を使っていたが、現在では別の滑走路(それぞれ2本ずつ)を持っている。今でも同じ管制塔が飛行機をコントロールしているが、れっきとした別の飛行場なのだ。その千歳基地の航空祭が8月10日(日)に開催された。猛暑の関東を抜け出し、いざ北海道に避暑へ、じゃなくて北の戦闘機基地の迫力の航空ショーへゴー。
快適な北海道の夏と渋滞する国道と
ポスターに書いてあるイベント開始時刻は9時。といっても、そんな時間を信用してはいけない。ゲートオープンはもっと早い時間だ。最近の自衛隊の基地公開のポスターには開門時刻が書いてあるもあるが、今年の千歳基地では書いていない。千歳駅、南千歳駅からのシャトルバスが7時半から営業とのことなので、その時刻には開門してるだろうと記者は8時に徒歩でゲートに到着。もう開門していて、続々と車が入っていく。ゲートの隊員さんに「何時にゲートオープンしたんですか?」と聞いたら、「6時半にはもう開けてましたねえ」とのこと。ご苦労さまです。隊員さんはいったい何時出勤だったんですか?
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