文字品質は高いが、写真と速度が今ひとつ
インクカートリッジは、印刷ヘッドと一体型なので、メンテナンスは容易だ。カートリッジを交換するたびにヘッドが新品になるため、ヘッドの劣化を気にする必要がないので安心。
カラー画像を含む30ページのPDF文書をプレビューから普通紙に印刷するのにかかった時間は、デフォルトの「自動」モードで24分46秒だった。他社製品と比べると、明らかに遅い。「高速」モードを選ぶと3分39秒とかなり速くなるが、ドットを間引いた印刷となり画質は劣化する。
次に、標準の3色カートリッジを使い、一般の写真専用紙にPhotoshop ElementsからA4サイズの写真を「自動」(「高品質」に相当)モードで出力したところ、4分36秒かかった。「標準」モードを選べば2分13秒、「高速」モードでは1分6秒と速くなる。ただし、「高品質」モード以外では、部分的に縞状のノイズが発生するなど、専用紙の写真印刷に適した品質は維持できない。
【Conclusion】
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無線LANに対応しているので、複数のパソコンで共有可能。顔料系黒インクの採用により、普通紙での文字品質が優れており、カラーの発色も鮮やかだ。
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印刷速度が遅い。速度を優先する印刷モードもあるものの、画質が大きく劣化する。階調表現はやや弱く、ハイレベルな写真印刷には向かない
(MacPeople 2008年9月号より転載)