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A4インクジェット複合機

レビュー:Lexmark X4650 ワイヤレス・オールインワン

2008年08月11日 18時00分更新

文● 柴田文彦

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文字品質は高いが、写真と速度が今ひとつ

 インクカートリッジは、印刷ヘッドと一体型なので、メンテナンスは容易だ。カートリッジを交換するたびにヘッドが新品になるため、ヘッドの劣化を気にする必要がないので安心。

X4650

本体と一体のスキャナー部を持ち上げると、ヘッドと一体型のインクカートリッジがある。ブラックと、3色カラーのカートリッジはほぼ同容量

 カラー画像を含む30ページのPDF文書をプレビューから普通紙に印刷するのにかかった時間は、デフォルトの「自動」モードで24分46秒だった。他社製品と比べると、明らかに遅い。「高速」モードを選ぶと3分39秒とかなり速くなるが、ドットを間引いた印刷となり画質は劣化する。

X4650

普通紙へ印刷したサンプルを350dpiでスキャンしたもの。ブラックは顔料系インクを採用するため、普通紙の文字品質は優れている。濃度も十分で、インクの飛び散りも極小。文字形状は正確かつシャープで、コントラストも高い

 次に、標準の3色カートリッジを使い、一般の写真専用紙にPhotoshop ElementsからA4サイズの写真を「自動」(「高品質」に相当)モードで出力したところ、4分36秒かかった。「標準」モードを選べば2分13秒、「高速」モードでは1分6秒と速くなる。ただし、「高品質」モード以外では、部分的に縞状のノイズが発生するなど、専用紙の写真印刷に適した品質は維持できない。

X4650

写真印刷用紙に出力したサンプルを350dpiでスキャン。3色インクでは拡大するとインクドットが目立つが、写真専用紙に「高品質」モードを選んで印刷すれば、肉眼では粒状感は気にならない。中間色の階調性はいまひとつだが、全体の色調バランスはいい。赤や緑のピークの彩度も高く、メリハリのきいた表現だ


【Conclusion】
○  無線LANに対応しているので、複数のパソコンで共有可能。顔料系黒インクの採用により、普通紙での文字品質が優れており、カラーの発色も鮮やかだ。

×  印刷速度が遅い。速度を優先する印刷モードもあるものの、画質が大きく劣化する。階調表現はやや弱く、ハイレベルな写真印刷には向かない

(MacPeople 2008年9月号より転載)


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