Windows Vistaの一般発売から約1年半が経った今月、米国の調査会社「Evans Data Corporation(EDC)」が発表したレポートで、Vista向けアプリの開発者がいまだ多くないことが明らかになった。
北米のソフトウェア開発者を対象に実施されたこの調査によると、Windows Vista向けのアプリケーションを開発している人は、開発者全体の8%に過ぎないという。
その一方で、全体の約半数近くの開発者が前バージョンのWindows XP向けアプリを開発しているとのこと。2つのバージョンを合わせれば、6割近くの人がWindowsアプリを開発していることになるものの、やはりVistaの開発者の少なさが目立つ。
もっとも、同じレポートの中で、EDCは2009年にVista向けアプリの開発者が24%になると予測している。ユーザーの導入の流れに合わせる形で、ゆっくりと開発者の間にもVistaは浸透していくのだろうか? ここはひとつ、流れを加速するためにも、スティーブ・バルマーCEOの名物「デベロッパー」の掛け声に期待したいところだが……。