定番ラベルプリンターをMacから操作できる
【SPEC】 開発/販売元●(株)キングジム 価格●2万790円 http://www.kingjim.co.jp/ 印刷解像度●270×192dpi インターフェース●USB 2.0 テープカートリッジ●P-TAPE規格4/6/9/12/18/24mm 対応システム●OS X 10.4以上(Leopard対応) サイズ●幅48×奥行き145×高さ107mm 重さ●360g |
【COMMENT】
Mac用のラベル作成ソフトを使うことで、多彩なフォントを利用したり、グラフィカルなオリジナルのラベルを作成するのも簡単だ。
日本語ラベルプリンターの代名詞とも言える「テプラ」は、オフィスや家庭で幅広く使われ、今年で誕生20年となる歴史ある製品だ。「TEPRA PRO SR3700P」は、テプラシリーズの中でもパソコンに接続して利用するタイプ。今回、初めてMacとの接続を正式にサポートした。
通常のテプラは文字入力用のキーボードを備えているが、SR3700Pにはキーやスイッチのたぐいが一切なく、Macから入力や操作をする。設置は縦横OKで、最大24mm幅のテープまで利用可能。オートカッター機能を備えているため、自動的に適切な長さで切断してくれる。
ラベルの作成には、付属の専用ソフト「シンプルラベルソフトSMA3」を使うといい。文字を入力するだけでなく、イラストを挿入したり、枠を付けたりすることも可能だ。
ラベルは耐水性もあるので、整理用のファイルラベルから野外での使用まで、さまざまな用途に利用できる。
ただし、付属のソフトではイラストを複数配置したり、ラベル内で複数のフォントを使えないのが残念。せっかくの自由度を下げる結果になってしまうので、改善してほしいポイントだ。
従来型のテプラでのラベル作りは、小さい画面とキーボードとなり表現力に限界があるが、SR3700Pを使えば、見栄えのするラベルを簡単に作成できる。付属ソフトには改良の余地があるものの、基本的な性能や使い勝手はしっかりしており、日常的にラベルを使い分けている人や、大量のラベル印刷を行う人にお勧めできる製品に仕上がっている。
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