軍隊基準を満たすタフネスボディー
次にヒンジの開け閉めを行なうテスト。地道に開けたり閉めたりを繰り返しても、2万5000回(1日10回でも6年間!)は大丈夫とのこと。こっちもかなり地道な作業だが、メカが物理的に動いている姿を目にすると、何となく説得力があるように感じてしまう。
このほかにも振動、熱、落下などさまざまな負荷を加えるテストが行なわれている。例えば、上のペットボトルと一緒に映っている写真は、静止画では何か分からないかもしれないが、細かく揺らし続けても動作に問題が出ないことを見せるテストだ。会場ではペットボトルの水面がちょっとずつ揺れているのが分かる。トラックに揺られて1000マイル(1600km)走っても動くことを想定しているという。
また、米軍のMIL-STD-810Fという基準では、30インチ(76.2cm)の高さからコンクリートの上に置いた木の板にいろんな角度から落としたり、60℃(動作時)/71℃(非動作時)の熱責めと、-29℃(動作時)/-51℃(非動作時)の氷攻めなども行なっているという。
ちなみに天板は歪みに強いハニカム構造。マグネシウム合金製の底板には、HDD収納用のポケットまで用意して、がっちりデータをガードするという触れ込み。