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FacebookのCEOは24歳!

巨大な実名SNS Facebookが日本上陸

2008年05月20日 08時00分更新

文● 新 淳一/アスキーネタ帳編集部

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 またまた海外で人気のウェブサービスが日本上陸です。Facebook(フェイスブック)は、いわゆるソーシャルネットワークサービス(SNS)の1つ。要はmixiみたいなやつですね。既存のアクティブユーザーは7000万人。世界第2位だそうです(1位はMySpace)。5月19日、正式に日本語版がサービス開始され、画面表示などのほか各種開発ツールなどもあわせて日本語化されています(開発者向けページ自体はまだ日本語化されていないようですが)。

Facebookトップページ

トップページでは、名前とメールアドレスを入力して簡単にユーザー登録作業を行なえます

 Facebookの最大の特徴は、実名による登録を推奨しているSNSであるということです。mixiもかつては実名を推奨していましたが、最近は「本名での登録は強制ではありません」とトーンダウン。それもこれも、実名公開によるトラブルが多発するようになってしまったからです。

Facebookトップページ

Facebook創設者のマーク・ザッカーバーグさんは先週24歳になったばかり。若い!

 Facebook創設者兼最高経営責任者のマーク・ザッカーバーグさんは、すでにサービスが開始されて4年経つ米国では実名登録が常識となっていると強調します。実名で書かないと(つまりニックネームなりの偽名で書くと)、内容も偽りであると思われてしまい、コミュニティから外されていってしまうのだといいます。実名を使い、本当の情報をあげるからこそ、友人の情報が見つけやすくて便利だし、信頼できるつながりを構築できるというわけです。「実在する実名の人との本当のコミュニケーション」というのがFacebookのベースにあるんですね。

 Facebookでは、「信頼・安心できる環境のもとに成り立つつながり」を提供していると言います。個人情報の公開内容を細かくコントロールできるようにしたり、実在する個人であるかチェックしたりしていると言うのですが、果たして日本でそうした実名による登録が根付くでしょうか。日本のユーザーがどれだけそのメリットを感じるか、興味深いところではあります。

 Facebookでは、友達の情報をチェックしたりできるほか、たとえば写真や動画を共有したり、グループを構築したり、さまざまなアイテムを個人売買したりするといったことができます。さらに、APIやFacebook内で利用できるWebアプリケーションの開発環境が公開されているため、さまざまなアプリケーションが自由に利用できます。登録アプリケーションは現時点で2万5000以上ありますが、アクティブユーザー数やレビューなどが表示されるので、選ぶ際の参考にできます。

お詫びと訂正:記事掲載当初、マーク・ザッカーバーグさんへのインタビュー記事を近日掲載予定と告知しましたが、諸般の事情によりFacebookインターナショナルマネージャー ハビエル・オリバンさんへのインタビューに変更となりました。関係各位にお詫びするとともに、訂正いたします。記事は訂正(一文を削除)済みです。ハビエル・オリバンさんへのインタビューは関連記事をご覧ください。(2008年5月23日)

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