ファクス機能が異彩を放つSOHO向け顔料インクモデル
【SPEC】 開発●セイコーエプソン(株) 販売元●エプソン販売(株) 価格●オープンプライス(実売3万円前後) http://www.epson.jp/ 印刷解像度●5760×1440dpi 光学解像度●1200×2400dpi インターフェース●USB 2.0 対応システム●OS X 10.2以上(Leopard対応) サイズ●幅460×奥行き410×高さ236mm 重さ●約7.6kg |
【COMMENT】
ADFとファクス機能搭載で3万円前後の価格設定は魅力。印刷速度はやや遅いが、それに目をつぶってでも買う価値はある。
「Colorio PX-FA700」は、プリント/コピー/スキャンに加えて、スタンドアローンのファクス機能を備えたA4インクジェット複合機だ。本体の操作パネルは、Colorioシリーズの特徴である左から右へボタンを押していけば印刷が完了する設計。機能名やボタンの意味が2.5インチのカラー液晶モニターにしっかり解説されるのでわかりやすい。さらに、CF/xD/SD/MMC/メモリースティックの各種メモリースロットも用意する。
印刷エンジンの解像度は最大5760×1440dpiで、CMYKの顔料系4色インクを採用。最小インク粒量が3plと、写真画質を重視した複合機に比べてドットサイズは大きめだ。とはいえ、一般的なビジネス書類なら十分対応できる実力だろう。
本体背面のトレーには、A4普通紙で最大120枚まで給紙可能。さらに、最大30枚の書類を一度に読み込める原稿自動紙送り装置(ADF)も搭載する。複数ページにわたるドキュメントのコピーやスキャン、ファクス送信時には非常に便利だ。
数あるインクジェット複合機のなかでも、ファクス機能付きはごくわずか。自宅はもちろん、SOHOにも最適な1台といえる。
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