松下電器産業(株)は19日、デジタルカメラ「LUMIX」新製品として「DMC-TZ50」「DMC-FX500」「DMC-FS20」の3機種を発売した。価格はオープンプライス。発売日は「DMC-TZ50」が5月16日、「DMC-FX500」と「DMC-FS20」が4月12日となる。
無線LAN内蔵の「DMC-TZ50」
「DMC-TZ50」は910万画素CCDセンサーを搭載したコンパクトデジカメで、基本スペックは今月14日に発売された「DMC-TZ5」(関連記事)とほぼ同等の製品である。カラーラインナップはシルバーのみ。販売はオンラインのみで価格は4万9800円となる。
TZ50は新たにIEEE 802.11b/gの無線LAN機能を内蔵しており、同社のウェブアルバムサービス「LUMIX Club Picmate」に、無線LANアクセスポイントなどを通して撮影写真を直接アップロードできる。
LUMIX Club Picmateにアップした写真は、TZ50本体や携帯電話機、ネット接続対応の薄型テレビ(テレビ向けオンラインサービス「アクトビラ」の利用が可能な機種)から閲覧が可能で、写真をアップした際にメールでアルバムのURLを送信することもできる。なお「LUMIX Club Picmate」は1GBまで画像をアップでき、登録料などは無料となっている。
主な仕様は以下のとおり
DMC-TZ50
- 撮像素子
- 1/2.33型 910万画素
- レンズ
- ライカ「LEICA DC VARIO-ELMAR」(F値 F3.3~4.9 焦点距離 f4.7~47mm/35mmフィルムカメラ換算時 28-280mm
- ズーム機能
- 光学10倍(EX光学16.7倍)
- 液晶パネル
- 3インチ/約46万画素
- バッテリー撮影枚数
- 300枚(CIPA規格)
- サイズ/重量
- 幅103.3×奥行き36.5×高さ59.3mm/約214g
タッチパネルディスプレー搭載のDMC-FX500
「DMC-FX500」は1010万画素CCDセンサーを搭載したコンパクトデジカメ。コンパクトさとデザイン性を重視した「FX」シリーズでは、新規ラインナップとなる。カラーラインナップはシルバーとブラックで、予想実売価格は4万7000円前後。
FX500では3インチ23万画素のタッチパネル式液晶ディスプレーを搭載しており、被写体を指でタッチすることでフォーカスを合わせることができる。また、一度フォーカスした被写体が動いた場合でも自動で追尾する機能を搭載。顔認識や手ぶれ補正、最適な撮影モードの判別といったことを自動で行なう「おまかせiA」機能と組み合わせることで、タッチ(フォーカス)した被写体に応じて撮影モードを自動で変更させることも可能だ。
さらにディスプレーの右端と下方には、縦方向、横方向のスライドバーが用意されており、指でなぞることで絞りやシャッタースピードを直感的に調整できるのも特徴である。
主な仕様は以下のとおり
DMC-FX500
- 撮像素子
- 1/2.33型 約1010万画素
- レンズ
- ライカ「LEICA DC VARIO-ELMARIT」(F値 F2.8~5.9 焦点距離 f4.4~22.0mm/35mmフィルムカメラ換算時25-125mm)
- ズーム機能
- 光学5倍(EX光学8.9倍)
- 液晶パネル
- 3インチ/約23万画素
- バッテリー撮影枚数
- 280枚(CIPA規格)
- サイズ/重量
- 幅94.9×奥行き22.9×高さ57.1mm/約146g
スリムデザインの入門機「DMC-FS20」
薄さ22.9mmのスリムコンパクトデジカメ「DMC-FS20」は、今年2月に発売された「DMC-FS3」(関連記事)の上位機種。カラーラインナップは「シルバー」「ピンク」「ブラック」で、予想実売価格は3万8000円前後。
撮影素子が1/2.33インチの810万画素CCDセンサーから1010万画素CCDセンサーに強化されたほか、光学ズームが3倍から4倍に、液晶ディスプレーが2.5インチから3インチに変更されている。
主な仕様は以下の通り。
DMC-FS20
- 撮像素子
- 1/2.33型 1010万画素
- レンズ
- ライカ「LEICA DC VARIO-ELMAR」(F値 F3.3~5.8 焦点距離 f5.2-20.8mm/35mmフィルムカメラ換算時 30~120mm
- ズーム機能
- 光学4倍(EX光学7.1倍)
- 液晶パネル
- 3インチ/約23万画素
- バッテリー撮影枚数
- 280枚(CIPA規格)
- サイズ/重量
- 幅94.9×奥行き22.9×高さ57.1mm/約132g