ソニー(株)は22日、CD並みの高音質で長時間録音が可能というICレコーダー「ICD-SX88」「ICD-SX78」の2機種を発表した。いずれも2月21日に発売する。価格はオープンプライスで、予想実売価格はそれぞれ、2万5000円前後、2万円前後。カラーバリエーションはシルバーとブラックの2タイプ。
お詫びと訂正:掲載当初、発売予定日を21日と記載していましたが、正しくは2月21日となります。ここにお詫びすると共に訂正いたします。(2008年2月23日)
両機種とも80Hz~20KHzまでの広帯域録音が可能な「ステレオハイクオリティーモード」(STHQ)を搭載している。直径10mmの高感度マイクを内蔵し、遠くの小さな音もはっきり録音できるほか、マニュアルでの録音レベル調整にも対応しているため、楽器演奏の録音にも適するという。
記録容量はICD-SX88が2GB、ICD-SX78が1GBと、現行モデル「ICD-SX67」(関連記事)の512MBなどと比べて2倍近くまで増大している。上記のSTHQモードでICD-SX88は約35時間30分、ICD-SX78は約17時間25分の長時間録音が可能。
そのほかの特徴として、付属のUSBケーブルでパソコンと接続して、本体内の付属ニッケル水素充電池を充電できる。また、同梱する音声編集ソフト「Digital Voice Editor Ver.3.1」を使用することで、録音データを独自のLPEC形式からMP3やWAVファイルへ変換などが可能になる。
入出力端子としては、マイク/オーディオ兼用入力、ステレオヘッドホン出力を備える。本体サイズはいずれも、幅30.8×奥行き14.9×高さ119.3mm。重量は約74g(充電池含む)。電源は単4形ニッケル水素充電池。