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日本オラクル、Oracle Database 11gの中小規模向けエディションを発表

2007年10月18日 12時56分更新

文● 渡邉利和

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日本オラクルは10月17日、中小規模システム向けのデータベース製品として「Oracle Database 11g Standard Edition」および「Oracle Database 11g Standard Edition One」を発表、10月23日より順次提供開始する。9月3日に正式発表された(関連記事)Oracle Database 11gの中小規模向けライセンスとなる。


サポート含めた総額のコストメリットを訴求


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日本オラクル 常務執行役員システム事業統括システム製品統括本部長 三澤智光氏

 記者発表会で概要説明を行なった日本オラクル常務執行役員システム事業統括システム製品統括本部長の三澤智光氏は、Oracle Database 11gが“Real Customer Release”を標榜し、技術主導ではないことを強調し、「9月の11gの正式発表ではEnterprise Editionの紹介を中心としたが、これは大規模向けという意味ではなく、中小規模システム向けの機能も豊富に組み込まれている」と語った。さらに、「従来の“速い”“安い”“簡単”に加え、新たに“使いやすい”という特徴も加わった」とした。

 同社では今年8月から「オラクル都市伝説キャンペーン」を展開し、「高い」「難しい」といった市場イメージを払拭する取り組みを進めているが、今回の製品発表もその流れに沿い、中小規模システムにおいても現実的な選択肢となりうることをアピールすることに重点が置かれていた。

 特に価格の安さに関しては、競合となるMicrosoft SQL Serverの同等構成との比較を行なった。それによると、「Oracle Database 11g Standard Edition One」の最小構成(5ユーザー)が9万3000円なのに対し、SQL Server 2005 Workgroup Editionの5CAL(クライアント・アクセス・ライセンス)が9万2200円とほぼ同額。一方、サポート契約に関しては、オラクルが24時間電話対応・問い合わせ数無制限のサポートをライセンス価格の22%(2万460円)なのに対し、マイクロソフトでは5インシデントまでの「プロフェッショナル サポート 24安心パック」が31万8000円。サポートに関してはオラクルの方が安価であり、DBライセンスにサポートまで加えた総額で比較すれば、SQL Serverよりも安価だと訴えた。

日本オラクル、Oracle Database 11gの中小規...

SQL Serverとのコスト比較。DBライセンス+サポートコストでの比較

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同じくSQL Serverとの比較だが、こちらではクラスタ構成を想定している

 このほか、11gで強化された自動チューニング機能などにより、データベースに精通した専任管理者がいない環境でも利用できる点もメリットとして強調された。さらに、機能面ではSQL ServerやオープンソースのRDBMSとは異なり、低価格なエディションでも「コネクション・プーリング」をサポートしており、高負荷環境にも対応できる点が優位点だという。

 なお、エディション間の違いは主に対応するサーバのソケット(物理プロセッサ)数で、大規模向けのEnterprise Editionが無制限であるのに対し、Standard Editionは4ソケットまで、Standard Edition Oneは2ソケットまでにまでに制限される。ただし、いずれも64ビットをサポートし、データベースのサイズに制限はない。

 価格は、Standard Edition Oneが、1ユーザーあたり1万8600円から、1プロセッサあたりでは62万4400円から。Standard Editionは、1ユーザーあたり3万7500円、1プロセッサあたり187万5000円。対応プラットフォームはLinuxおよびWindowsで、Linux版が10月23日、Windows版が12月18日にそれぞれ提供開始される予定。

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