米オラクルは11月12日、AIAの新たなコンポーネントとして「Oracle Application Integration Architecture Foundation Pack」を発表した。製品は30日以内にリリースされる予定。
ビジネスプロセスの統合コストを軽減
米オラクルは11月12日、サンフランシスコで開催中の「Oracle OpenWorld 2007」の会場で、オラクル製品とサードパーティのアプリケーションのビジネスプロセスを統合させる「Application Integration Architecture」(AIA)の新たなコンポーネントを発表した。
今回発表されたのは、プロセス統合支援パック「Oracle Application Integration Architecture Foundation Pack」。この製品は「Oracle Fusion Middleware」の「SOA Suite」向けに開発されており、ERPやCRM、業界特化型アプリケーションなどをSOAによって統合できるようにする。開発プロセスの合理化支援ツールや、サービスごとの利用率などを分析する「Business Service Repository」、インテグレーションのテスト機能「Composite Application Validation System」などのコンポーネントが内包されており、統合のコストやリスクを軽減できる。
オラクル社長のチャールズ・フィリップス氏は「多様なアプリケーションが企業内に混在するという問題も、AIAによって解決する。いままでのように大勢のコンサルタントを雇う必要もなく、誰もが容易に統合を実現できる」と述べる。
Foundation Packは本日より30日以内に提供開始される予定。なお、日本での対応は未定となっている。