LAN経由で使えるパソコンとの連携機能
レコーダーの高機能化が進むにつれて、パソコンとの連携の必要性が薄れてきたのは事実だ。特にRD-A600はPC用のUSBキーボードに対応し、番組名編集などの文字入力も快適。番組表も充実しており、パソコンでiEPGサイトを利用する意味もない。
しかし、LAN経由のパソコン連携機能「ネットdeナビ」には、まだまだ利点もある。RDシリーズはライブラリー(ディスク管理)機能を備えるが、本体の検索/編集機能は貧弱。そのため「ネットdeナビ」を使い、ライブラリーをCSVファイルとしてMacにダウンロードするといい。「Microsoft Excel」などに読み込めば、検索や並び替えのような編集も自由自在だ。
本体画面をLAN経由でストリーミング配信する「ネットdeモニター」も面白い(図4)。
離れた部屋から本体を操作できるので、放送中の番組や録画してある番組をMacのモニターで視聴することが可能だ。ただし、地上デジタル放送などコピーワンスの番組はモニターできないので、地上アナログ放送で録画しておくといった工夫が必要。また、定型書式のメールを使えば、外出中でも録画予約が可能だ。
【Conclusion】
○
DVD/ハードディスクレコーダーとして最高峰の機能と使い勝手を持つ。特にCMカット再生/保存をほぼ自動で実現している点は本当に便利だ。
×
地上デジタル放送のHD画質保存に興味がないユーザーにはかなり高めの価格。次世代DVDとしてBlu-rayとHD DVDのどちらを選ぶかも難しい選択だ。
(MacPeople 2007年10月号より転載)