Blu-rayに対応する付属オーサリングソフト
Premiereには、「Adobe Encore CS3」というDVDオーサリングソフトが付属する。(1)PremiereからEncoreへの書き出しを選ぶ、(2)MPEG-2にエンコード、③自動的にEncoreが起動、(4)エンコードされたファイルが読み込まれる──という流れで両ソフトは連携する。
EncoreのDVDメニューは、結婚式、スポーツ、トラベルなど、用途に沿ったテンプレートやタイトル素材が豊富に用意されているほか、カスタマイズも可能。CS3シリーズとの親和性も高く「Adobe Photoshop」で自作した素材を取り込むこともできる。
チャプターの設定は、Encoreはもちろん、Premiereのタイムライン上でも可能だ。
複雑なメニュー内のリンクをひと目で示すフローチャートや、オーサリング内容を事前にチェックできるプロジェクトプレビュー機能も搭載)。
現在、Blu-rayドライブはMacに搭載されていないとはいえ、通常のDVDタイトルと同じ感覚でBlu-rayタイトルを制作できる点は注目だ。
【Conclusion】
○
取り込んだ素材を検索できる。メニュー作成などでAdobe Photoshopなどとの連動性が高い。数多くのモバイル機器への出力にも対応している。
×
ビデオフォーマットがプロジェクト単位で固定されるため、DVプロジェクトではHDVテープの映像を取り込めない。HDVを編集後にテープへ書き出せない。
(MacPeople 2007年9月号より転載)