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ビデオ編集ソフト

レビュー:Adobe Premiere Pro CS3

2007年08月23日 22時57分更新

文● 斎賀和彦

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クオリティーを維持するCS製品との強力な連携


 Premiereのビデオ編集そのものの新機能の中で注目したいのは「タイムリマップ」だろう。これは、クリップを別のソフトに書き出すことなくスローモーションなどのエフェクトを作成する機能だ。実際に使ってみたところ、フレームブレンド(前後フレームの混合)のアルゴリズムの性能が高いのか、スローモーション画質が高品質だった。

Adobe Premiere Pro CS3

タイムリマップ機能は、イメージの速度を変化させるファーストモーション、スローモーションをタイムライン上で実現できる。特にフレームブレンドによるスローモーションは高画質だ

 製品に付属する「Adobe Device Central CS3」は、携帯電話などのモバイル機器への出力用にエンコードできるソフト。膨大な数の携帯電話の機種別データを備えており、それぞれの処理能力や液晶解像度、対応するFlashバージョンに合わせたビデオ再生などのシミュレーションが可能だ。屋内、屋外での液晶画面への映り込みまでチェックできる。

Adobe Premiere Pro CS3

携帯電話などのモバイルデバイスの挙動をシミュレーションできる。機種別ファイルは定期的に最新のものにアップデートされる予定だ。そのうちiPhoneも登場?

 また、ソフトごとのレンダリング作業を必要としない「ダイナミックリンク」に代表されるほかのアドビ製品との連動性も挙げておきたい。強力なエフェクトツールである「Adobe After Effects」とプロジェクトファイルをそのまま共有できる点は、ワークフローの観点からも特に注目だ。

Adobe Premiere Pro CS3

「Adobe After Effects」のプロジェクトファイルを、そのままPremiereのタイムライン上に配置できる。After Effectsで修整したら自動的にPremiere上のリンクファイルも更新される

作業時間の節約になるだけでなく、多重レンダリングによって起こるクオリティーの低下を回避できる。


(次ページに続く)

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