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慶應義塾大学と電通、Second Lifeで共同研究を実施

2007年07月31日 21時54分更新

文● 編集部 若林健太

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慶應義塾大学と(株)電通は31日、米リンデン・ラボ(Linden Lab)社の3D仮想空間サービス“Second Life”(セカンドライフ)をはじめとした、“メタバース”(仮想空間)におけるさまざまな課題に関する共同研究を実施すると発表した。共同研究の開始にあたり、電通がSecond Life内に8月に設置する仮想都市空間“バーチャル東京”内に、専用のSIM(島)“慶應義塾セカンドライフキャンパス”を設置し、そこを共同研究拠点として実証実験を行なうという。

両者が共同研究を行なうのは、メタバースにおける社会的・制度的課題遠隔教育・生涯教育マーケティング活動への適用可能性技術的発展可能性などの分野。具体的には、まず慶應義塾大学が持つ遠隔授業や教育映像コンテンツを生かし、教育分野でのSecond Lifeの可能性を模索する。大学が正規科目の講義をSecond Lifeで公開するのは日本初の試みという。また、Second Life内における生活者の行動、および仮想通貨などの経済活動についての研究も実施。具体的には、Second Lifeの仮想通貨“リンデンドル”などを用いて、仮想経済のメカニズム生活者の行動分析法的・倫理的課題について研究を行なうほか、リンデン・ラボ社と連携してSecond Lifeの技術的側面に関する研究も行なうとしている。

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