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横顔や斜め顔もとらえる進化型顔キレイナビ搭載のF50fdも

富士フイルム、光学18倍ズームレンズ搭載の『FinePix S8000fd』などを発表

2007年07月26日 14時00分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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1200万画素CCDにISO 6400相当の高感度&光学式手ぶれ補正
さらに“顔キレイナビ”も進化を果たす


FinePix F50fd

FinePix F50fd

同時に発表されたコンパクトデジタルカメラ2機種のうち、8月下旬に先行して発売されるFinePix F50fdは、進化した“顔キレイナビ”機能を搭載するのが特徴だ。

顔キレイナビは同社の2006年9月発表モデルから搭載された機能で、画角にある人物の顔の位置を自動検出してピント位置や露出、ホワイトバランスなどを最適化するもの。今回F50fdではこの機能を進化させ、従来は検出が難しかった“横顔”(同社によると真横を向いても検出できるという)や、首をかしげるなどして傾きのある顔(被写体が1人の場合で左右合計270度まで)でも認識可能になったという。

FinePix F50fdのシルバーモデル

FinePix F50fdのシルバーモデル

FinePix F50fdのブラックモデル

同じくブラックモデル

さらに、フラッシュをたいて赤目になった場合でも、顔キレイナビの検出機能を活用して、赤目部分を自動的に補正(瞳孔の赤色要素を除去)した画像を記録することができる。この機能はオリジナルを残す/残さないの設定も可能だ。

このほか、F50fdでは人物をより奇麗に写し出すために新開発の撮像素子SuperCCDハニカムVII HR(有効1200万画素、CCDシフト式光学式手ぶれ補正付き)を採用し、画像処理エンジン“リアルフォトエンジンII”と組み合わせることで、ノイズの軽減や細い髪の毛の再現力などを強化したという。加えてシーンモードに“美肌モード”を搭載。これは人の肌を自動検出して、くすみやしわを自動的に補正し、ほくろなどは残すというもの。画像全体ではなく、部分的にソフトフォーカスをかけて“ごまかしたいところ”をなめらかに見せる機能というわけだ。

FinePix F50fdの背面

FinePix F50fdの背面(シルバーモデル)

FinePix F50fdの上部操作系

同じくF50fdの上部操作系

背面の液晶ディスプレーは2.7インチ約23万画素で、ビューアーは最大100枚(10枚×10段)を一度にサムネイル表示が可能。これにより、丸一日撮影した後でも目的の画像を見つけ出しやすいという。

そのほかの主なスペックは以下の通り。


FinePix F50fdの主なスペック
製品名 FinePix F50fd
撮像素子 1/1.6インチ有効1200万画素CCD
レンズ 光学3倍ズーム、f=8~24mm(35mmフィルムカメラ換算時:35~105mm相当)、F2.8~5.1
静止画撮影 最大4000×3000ドット
ISO感度 オート、ISO 100/200/400/800/1600/3200/6400相当
動画撮影 640×480ドット、25fps、MotionJPEG圧縮AVI形式
液晶ディスプレー 2.7インチTFT、約23万画素
記録メディア 内蔵25MBフラッシュメモリー&xDピクチャーカード、SDカード(SDHC対応)
インターフェース IrSimple、IrSS/FIR、USB 2.0(Hi-Speed)、AV出力
電源 専用リチウムイオン充電池(NP-50)
撮影可能枚数 約230枚
本体サイズ 92.5(W)×22.9(D)×59.2(H)mm
重さ 約155g(本体のみ)/約174g(装備重量)


レンズカバーが斜めにスライドする
光学5倍ズームのスタイリッシュコンパクト

FinePix Z100fdの前面

FinePix Z100fdの前面。この状態から前面パネルをスライドさせると

パネルが移動して、フラッシュとレンズが露出する

このように左下(撮影操作時には右下)にパネルが移動して、フラッシュとレンズが露出する

9月下旬発売予定のFinePix Z100fdも、前2機種と同様にCCDシフト方式の光学式手ぶれ補正機能を搭載するコンパクトデジタルカメラだ。前面のレンズカバーが右斜め下(カメラを構えた場合)にスライドし、本体内部の屈曲光学系によって光学5倍ズームながらレンズ前面が突出しないという、独特のスタイルを持つ。

FinePix Z100fdのシルバーモデル

FinePix Z100fdのカラーバリエーション。シルバーモデル

FinePix Z100fdのブラウンモデル

同じくブラウン

FinePix Z100fdのピンクモデル

FinePix Z100fdのピンクモデル

FinePix Z100fdのホワイト&ブラックモデル

ホワイト&ブラックモデル

カラーバリエーションは、コンパクトデジタルカメラで一般的なシルバーのほかに、“ブラウン”“ピンク”“ホワイト&ブラック”という4色を用意。レンズカバーと本体前面は同系色(ホワイト&ブラックを除く)ながら、ヘアライン加工などが異なり質感が変わっている。

FinePix Z100fdの背面

FinePix Z100fdの背面

背面には2.7インチの液晶ディスプレーとホイール式のカーソルボタンを装備し、F50fdと同様に最大100枚のサムネイルをiPod風の操作で画像選択できる。なお、本機に搭載されている顔キレイナビは従来機種と同様で、最大10人の同時認識が可能だが、F50fdのような横顔や斜め顔の検出、赤目補正、美肌モードなどは備えていない。

そのほかの主な仕様は以下の通り。


FinePix Z100fdの主なスペック
製品名 FinePix Z100fd
撮像素子 1/2.5インチ有効800万画素CCD
レンズ 光学5倍ズーム、f=5.9~29.5mm(35mmフィルムカメラ換算時:36~180mm相当)、F2.8~5.1
静止画撮影 最大3264×2448ドット
ISO感度 オート、ISO 64/100/200/400/800/1600相当
動画撮影 640×480ドット、30fps、MotionJPEG圧縮AVI形式
液晶ディスプレー 2.7インチTFT、約23万画素
記録メディア 内蔵54MBフラッシュメモリー&xDピクチャーカード、SDカード(SDHC対応)
インターフェース IrSimple、IrSS/FIR、USB 2.0(Full-Speed)、AV出力
電源 専用リチウムイオン充電池(NP-45)
撮影可能枚数 約150枚
本体サイズ 92.0(W)×19.8(D)×55.7(H)mm
重さ 約138g(本体のみ)/約155g(装備重量)


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