ペンタックス(株)は12日、コンパクトデジタルカメラの新製品として、2.5インチ液晶ディスプレーを内蔵し、顔の位置に自動的にピントを合わせる“顔認識AF&AE”機能を搭載した『ペンタックス オプティオ M40』、バッテリーに単3形乾電池を2本利用したエントリーモデル『ペンタックス オプティオ E40』を発売すると発表した。M40は8月上旬、E40は8月下旬に販売を開始する。価格はオープンプライス。予想実売価格は順に、2万円台後半、2万円前後。
オプティオ M40は、従来モデル『オプティオ M30』からの変更点として、撮像素子の有効画素数が710万画素から800万画素に強化されたほか、撮影した画像に直接日付けを写しこむ“日付写し込み機能”を搭載したのが特徴。そのほかは従来機と同様で、周囲の暗さや被写体の動きに応じて感度を最高ISO 3200相当まで引き上げる“Digital SR”にも対応する。
本体背面の液晶ディスプレーは2.5インチ/約15万画素で、一定時間が経過すると自動的にバックライトを減光して省電力モードになる“エコモード”を搭載している。 また、外装には、高級感と質感を高めるためにアルミ合金を採用している。
このほかの主なスペックは以下の通り。
ペンタックス オプティオ M40の主なスペック | |
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製品名 | ペンタックス オプティオ M40 |
撮像素子 | 1/2.35インチ有効800万(総850万)画素CCD |
レンズ | 光学3倍ズーム、f=6.3~18.9mm(35mmフィルムカメラ換算時:36~108mm)、F3.1~5.9 |
静止画撮影 | 最大3264×2448ドット |
ISO感度 | オート、高感度オート、ISO 50/100/200/400/800/1600/3200 |
動画撮影 | 640×480ドット、30fps、MotionJPEG圧縮AVI形式 |
液晶ディスプレー | 2.5インチTFT、約15万画素 |
記録メディア | SDメモリーカード(SDHC対応)、内蔵メモリー(約21.9MB) |
インターフェース | USB 2.0(Hi-Speed対応)、AV出力、DC入力 |
電源 | リチウムイオンバッテリー充電池 |
撮影可能枚数 | 静止画約220枚 再生時間約300分 |
本体サイズ | 幅97.5×奥行き18×高さ57.5mm |
重さ | 115g(本体のみ) |
同時発表のオプティオ E40は、オプティオ M40と比べてバッテリーにリチウムイオンバッテリーを利用せず、単3形乾電池×2を利用しているほか、ISO感度が最大1000相当までになったエントリーモデルのコンパクトデジタルカメラ。液晶ディスプレーは2.4インチTFTカラー液晶パネルを搭載する。外部電源端子を装備しないが、プリンター接続用ドック端子を装備している。ドック端子に、(株)コダックが提唱するダイレクトプリントの統一規格『Kodak ImageLink print system』に対応したプリンターを接続すれば、パソコンなしで直接印刷ができる。そのほかの仕様はオプティオ M40とほぼ同等。
プリンタードック端子の記述に誤りがありましたので、訂正いたしました。(2007年7月12日)
オプティオ E40の主なスペックは以下の通り。
ペンタックス オプティオ E40の主なスペック | |
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製品名 | ペンタックス オプティオ E40 |
撮像素子 | 1/2.5インチ有効810万(総829万)画素CCD |
レンズ | 光学3倍ズーム、f=6.2~18.6mm(35mmフィルムカメラ換算時:37~112.5mm)、F2.8~5.2 |
静止画撮影 | 最大3264×2448ドット |
ISO感度 | オート、高感度オート、ISO 80/160/320/400/800/1000 |
動画撮影 | 640×480ドット、30fps、MotionJPEG圧縮AVI形式 |
液晶ディスプレー | 2.4インチTFT、約11万画素 |
記録メディア | SDメモリーカード(SDHC対応)、内蔵メモリー(約10MB) |
インターフェース | USB/AV出力、ドック入力 |
電源 | 単3形電池×2(ニッケル水素充電池対応) |
撮影可能枚数 | 静止画約240枚(アルカリ乾電池使用) 再生時間約400分(アルカリ乾電池使用) |
本体サイズ | 幅94×奥行き24×高さ60mm |
重さ | 130g(本体のみ) |