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全機種がHDMI 1.3a端子を搭載、HDオーディオの再生品質を改善

デノン、パソコンとも便利につながるAVアンプの新製品を発表

2007年06月25日 21時24分更新

文● 編集部 小林 久

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(株)デノンコンシューマーマーケティングは25日、同社AVアンプのラインアップを一新。HDMI 1.3aに対応し、ネットワーク接続機能なども強化した7製品を8月から順次リリースしていくと発表した。

右から順に『AVC-A1HD』『AVC-3808』『AVC-2808』
右から順に『AVC-A1HD』『AVC-3808』『AVC-2808』


フラッグシップに重量級セパレート機を投入


今回発表された7モデルのうち、フラッグシップカテゴリーには、セパレートタイプのAVプリアンプ『AVP-A1HD』(73万5000円)と10chパワーアンプの『POA-A1HD』(73万5000円)、一体型の『AVC-A1HD』(59万8500円)の3モデルを配置。AVC-A1HDは、従来同社のハイエンドを担ってきた『AVC-A1XV』の後継機種で、その上位にセパレートの2機種が追加された形になる。

フラッグシップの『AVP-A1HD』と『POA-A1HD』
フラッグシップの『AVP-A1HD』と『POA-A1HD』

また、主力となる中級機(コアカテゴリー)には『AVC-3808』(23万1000円)と『AVC-2808』(16万8000円)の2モデルが追加された。さらに、エントリーカテゴリーには『AVC-2308』(10万5000円)と『AVC-1508』(5万8800円)の2モデルがそれぞれラインアップされている。

エントリーの『AVC-2301』と『AVC-1508』
エントリーの『AVC-2301』と『AVC-1508』

ラインアップの特徴として、次世代DVDの普及などを通じて活躍の場が広がっている“HDオーディオ”をサポートすることが挙げられる(エントリー機種を除く)。同社がピュアオーディオ機器の開発で培った各種技術を利用して、“Dolby TruHD”“DTS HD”などのロスレスコーデック、CDを上回る最大192kHzのリニアPCMといった形式を高い忠実性で再生させようというのが狙いだ。同社では、2007年を“HDオーディオ元年”と位置付けており、高画質な映像の再生に加え、こうした次世代DVDの音声ソースの忠実な再生に力を入れていくという。



パソコンとの連携性もさらに強化


もう1点注目したいのが、パソコンやインターネット上の音楽コンテンツをより手軽かつ高音質に再生できるようにしている点だ。フラッグシップカテゴリーの2製品(AVP-A1HDとAVC-A1HD)は有線LANに加え、無線LAN機能も標準搭載。コアカテゴリーの上位機種にも(AVC-3808)にも有線LANによるネットワーク接続機能が装備されている。

Compress Audio Restorer
圧縮音源で失われた高域成分を補う“Compress Audio Restorer”の説明図。22~24kHz付近の音が補完されている

また、メディアレシーバーとして機能するiPod用ドック(後述)を追加することで、それ以外の下位製品にも有線または無線のネットワーク接続機能を追加できる。

デノンのAVアンプは、2005年11月に登場した『AVC-4320』で、“Windows Media Connect 2.0”や、インターネットラジオ(vTuner)への対応を果たした。今回の製品では、引き続きこれらの機能を継承するとともに、対応するファイル形式が増えている。WMA、MP3、AACといった不可逆圧縮、非圧縮のWAVE、ロスレス圧縮のWMA Lossless、FLACなどをネットワークごしでストリーミング再生できる。

テレビやプロジェクターにオンスクリーン表示されるGUI画面も、ブラッシュアップした。アルバムジャケットの表示や、メタタグを参照したアーチスト名やアルバム名の表示にも対応していく予定だという。シンプルでスタイリッシュなメニュー構成はもちろんのこと、従来機では対応していなかった日本語表示も可能となり、ぐっと使いやすくなった印象である。

画面 画面 画面

インターネットラジオは従来同様、vTunerが提供するデータベースを利用するものだが、WMA形式で配信しているサイトだけでなく、MP3形式で配信を行なっているサイトの検索も行なえるようになり、局数が増加した。参照できるラジオ局数は海外で3000局程度、国内では300局程度だという。

なお、ネットワーク接続が可能な機種は、ウェブサーバー機能も内蔵しており、パソコンのウェブブラウザーを使い、ネットワーク越しにAVアンプを操作できる。



AVとITをつなげる周辺機器も豊富に用意


正式な発表はまだだが、AVアンプの発表と合わせて紹介されたものに、iPod対応のコントロールドック『ASD-3W』(Wi-Fi対応、実売3万円前後)と『ASD-3N』(Ethernetのみ、実売2万円前後)、双方向リモコンの『RC7000CI』(価格3万1500円)と『7001RCI』(2万1000円)がある。RC7000CIと7001RCIは7月中旬、ASD-3W/Nは9月初旬に発売される予定だ。

同時発表された、iPod用ドックと双方向リモコン
同時発表された、iPod用ドックと双方向リモコン

このうちASD-3WとASD-3Nは、iPodやネットワーク上のパソコンなどに保存されたデータをAVアンプにアナログ出力できるメディアコンバーターである。リモコンを利用したGUI操作でWMA/WMA Lossless、MP3、AAC、FLACなどの音楽データやJPEGなどの静止画を選択/再生ができる。

また、RC7000CIは液晶ディスプレーを装備した多機能リモコンで、AVアンプで再生中の楽曲の情報(曲名、アルバム名、アーチスト名など)を表示したり、パソコンを使って、機能のカスタマイズが行なえる。7001RCIは、リモコンの受信部となる。

社長の横間氏 プレジデントの市川
デノンコンシューマーマーケティング代表取締役社長の横間 透氏。高付加価値製品の開発と普及に努めたいと話していたデノンブランドカンパニープレジデントの市川博文氏。AVセンターがコンテンツを楽しむためのツールであることに立ち返り、音と映像の高度な再現、最新技術への対応、接続性や拡張性への配慮、ユーザーインターフェースの改善などに取り組んでいきたいとした

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