バイ・デザイン(株)は15日、42インチフルハイビジョンパネルを搭載した液晶テレビ『LF-4201DAB』と、HDMI端子を1系統搭載した15インチ液晶テレビ『LN-1501DHK』を発表した。前者は今月15日(出荷は7月上旬)、後者は7月上旬に発売予定。価格はオープンプライス
LF-4201DAB
地上/BS/110度CS(3波)対応のデジタルチューナーを搭載した液晶テレビで、想定実売価格は19万9800円。HDMI端子(Ver.1.2)を4系統搭載しているのが特徴で、同社によると4系統というのは業界最多だという。
外部入力はHDMIのほか、D端子(D5)も1系統搭載しており、入力は1080pに対応する。そのほか、パソコンのアナログRGB入力とコンポジット/Sビデオ入力端子も搭載している。
10Wスピーカーを2個搭載し、サラウンド技術は米SRS Labs社の“SRS TruSurround XT”を採用。画面上に別の番組を表示する“ピクチャーインピクチャー”、または2つの画面を横に並べて表示する“ピクチャーバイピクチャー”による2番組同時表示もでき、電子番組表(EPG)も利用可能だ。LANコネクターは搭載せず、データ放送などの双方向通信はアナログモデムで行なう。
LN-1510DHK
地上デジタル/アナログチューナーのみを搭載する15インチ液晶テレビ。画面アスペクト比も16:9には非対応で4:3のみとなる。想定実売価格は5万円前後。
デジタル映像入力として1080p対応のHDMI端子を1系統搭載する。アナログではD5端子を1系統、コンポジットおよびSビデオ端子を2系統ずつ、パソコン用のアナログRGBを1系統搭載。表示解像度は1024×768ドットとなる。
なお、EPGの表示が可能だが、データ放送には非対応となる。
国内シェアでは日立を抜いて5位を目指す
発表会では、同社の伊豆田 伸吾氏が昨年の状況について語った。それによると、昨年度の売上高は73億円で、その内訳は海外が18億円、国内が55億円だったという。ちなみに売上目標は100億円だったが、海外市場のOEM供給がうまくいかず目標には達しなかったとのことだ。
同氏は2007年は、国内で100億円、海外で50億円の計150億円の売り上げを目指すとしている。また日本の液晶テレビ市場では、シャープ(株)、松下電器産業(株)、ソニー(株)、(株)東芝に続いてシェア5位を目指すという。ちなみに現在同社は8位で、5位は(株)日立製作所となっている(出典は米ディスプレーサーチ社の2007年第1四半期出荷台数調査)。
今後の製品展開については、26インチ以上の製品には3波対応チューナーを搭載し、26インチ以下の製品は地上デジタルのみ対応のチューナーを搭載していくという。また、プラズマテレビに関しては今年度末までに63インチの製品を市場投入する予定とのこと。