このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

新type Fは最新CPU&GPUにBDまで搭載!

ソニー、最新プラットフォーム搭載のVAIO type F、type Aなどを発表

2007年06月12日 15時00分更新

文● 編集部 小西利明

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Centrino Duo+GeForce 8600M搭載
VAIO type A

“VAIO type A”『VGN-AR73DB』

フルHD超の17インチ液晶ディスプレーと地デジチューナーを備える“VAIO type A”『VGN-AR73DB』。CPUやチップセット、GPUも最新のハイエンドノートである

2007年夏モデルの“VAIO type A”は、前述のFZシリーズ同様に、インテル製最新CPU&チップセットと、NVIDIA製最新GPUを搭載し、より高性能な製品に生まれ変わった。

店頭モデルの上位機種『VGN-AR73DB』の場合、CPUにCore 2 Duo T7300-2GHzを搭載するほか、GPUにはノート用では最上位に位置づけられる“GeForce 8600M GT”を採用。高性能なデスクトップパソコンに匹敵するコンポーネントを採用している。特にノートが苦手とされる高度な3Dグラフィックを使用するゲームも、快適に動作させることが可能となる。

本体内には地上デジタル放送チューナーを内蔵し、240GB(120GB×2台をRAID 0で構成)の内蔵HDDに録画を行なえる。BDドライブを内蔵しており、BDソフトの視聴やAVCHDビデオカメラなどからのBD-R/RE作成を行なえるが、録画したデジタル放送番組をBDにムーブする機能は持たない

液晶ディスプレーは17インチワイドサイズで、AR73はフルHD解像度を超える1920×1200ドット、店頭モデルの下位機『VGN-AR53DB』は1440×900ドットの解像度を備える。さらにAR73には、ボタンひとつで液晶ディスプレーの画質を切り替える“液晶画質モード切替機能”が搭載されている。本体にあるS2ボタン(標準設定)を押すごとに、“標準”の状態と“あざやか”の切り替えが行なわれる。あざやか時はガンマ曲線や色温度が切り替わり、よりコントラストを強調した絵作りが行なわれる。特に動画を見る際に適した機能だが、液晶ディスプレー側の機能であるため、表示する映像には依存せず、どんな映像でも切り替えが可能だ。

VOMモデルでは、CPUに最高でCore 2 Duo T7700-2.40GHzを選択可能なほか、IEEE 802.11a/b/g/n無線LANやOSにWindows Vista Ultimateを選択可能となっている。HDDも最大で400GB(200GB×2)を搭載可能だ。

そのほかの主な仕様と予想実売価格は以下のとおり。発売日は7月14日の予定。

VGN-AR73DB(店頭モデル)
CPU:Core 2 Duo T7300-2.0GHz|メモリー:DDR2-677 1GB(デュアルチャネル)|グラフィックス:NVIDIA GeForce 8600M GT|HDD:240GB(120GB×2)|光学ドライブ:Blu-rayディスクドライブ|ディスプレー:17インチワイド 1920×1200ドット
無線通信機能:IEEE 802.11a/b/g、Bluetooth 2.0+EDR|TV機能:地上デジタル放送チューナー内蔵|サイズ:幅416×奥行き299.5×高さ41.5mm|重量:約3.9kg|バッテリー駆動時間:約1.5時間|OS:Windows Vista Home Premium|Office Personal 2007付属
予想実売価格:40万円前後
VGN-AR53DB
CPU:Core 2 Duo T7100-1.80GHz|グラフィックス:NVIDIA GeForce 8400M GT|HDD:200GB|光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ|ディスプレー:17インチワイド 1440×900ドット|重量:約3.8kg|それ以外の主な仕様はAR73DBと同等
予想実売価格:28万円前後
VGN-AR93S/93US(VOMモデル、主な仕様は最高スペック構成時)
CPU:Core 2 Duo T7700-2.40GHz|メモリー:DDR2-667 2GB(デュアルチャネル)|HDD:400GB(200GB×2)|光学ドライブ:Blu-rayディスクドライブ
無線通信機能:IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.0+EDR|OS:Windows Vista Home Premium(93S)、Windows Vista Ultimate(93US)|グラフィックス、ディスプレー、TV機能、本体サイズ等はAR73DBと同等
最小構成価格:27万5000円前後
VGN-AR83S/83US(VOMモデル、主な仕様は最高スペック構成時)
グラフィックス:NVIDIA GeForce 8400M GT|HDD:250GB|光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ
OS:Windows Vista Home Premium(83S)、Windows Vista Ultimate(83US)|それ以外の主な仕様はAR93S/93USと同等
最小構成価格:21万円前後

お詫びと訂正:掲載当初、AR73DBとAR53DBの搭載CPUをT7300-1.80GHzと記載していましたが、正しくはAR73DBがT7300-2.0GHz、AR53DBがT7100-1.80GHzでした。ここに訂正するとともに、お詫びいたします。(2007年6月13日)

Centrino Duo対応で復活
VAIO type BX

“VAIO type BX”『VGN-BX6AAPS』

ワイド液晶ディスプレーを備えた新しい“VAIO type BX”。写真は『VGN-BX6AAPS』

『VGN-BX4AAPS』

オーソドックスな14.1インチSXGA+液晶ディスプレーを備えるモデルもラインナップされている。写真は『VGN-BX4AAPS』

VAIO type BX”シリーズはビジネスユーザーを主なターゲットとした製品で、メインマシンとして使えるパフォーマンスや使いやすさと、ある程度のモビリティー能力を両立したノートパソコンである。従来はVOMモデルと法人向け販売モデルのみラインナップされていたが、2007年夏モデルから店頭販売モデルもラインナップされた。

新製品ではFZシリーズやtype Aと同様に、CPUとチップセットに最新のCore 2 DuoプロセッサーやIntel GM965 Expressなどを採用している点が大きな特徴となる。VOMモデルの場合、CPUは最高でCore 2 Duo T7700-2.40GHzを選択可能。また、グラフィックス機能はGM965チップセット内蔵機能を使うモデルのほかに、米AMD社のノート用最新GPU“ATI Mobility Radeon HD2300”を搭載するモデルも用意されている。ビジネスユース向けの製品であるため、搭載OSもWindows Vista BusinessかWindows XP Professional SP2となっている。

液晶ディスプレーはワイド液晶ディスプレーだけでなく、縦横比4:3の液晶ディスプレーなど2サイズ3種類が用意される。VOMモデルは15.4インチWXGA(1280×800ドット、型番はBX6~)、14.1インチSXGA+(1400×1050ドット、型番はBX4~)、14.1インチXGA(1024×768ドット、型番はBX4~)から選択できる。法人向けモデルは15.4インチWXGA14.1インチSXGA+の2種類が用意されている。本体重量はBX6が約3.0kg、BX4が約2.5kgとなる。

本体左側面には、交換可能なドライブベイが装備され、光学ドライブやセカンダリーHDDなどを装着できる。ビジネスユースを意識して、指紋認証センサーやTPMセキュリティーチップを標準搭載。ポインティングデバイスもタッチパッドとスティック型ポインターの2種類を用意する特徴も備える。また内蔵HDDには対衝撃保護機能を提供する“VAIOハードディスク・プロテクション”を装備。HDD内の3軸加速度センサーと専用ソフトを組み合わせて、落下などの衝撃を感知してHDDヘッドを退避させてディスクを保護する。

約2.5~3kgと重量面では日常的に持ち歩くのに適するとは言い難い製品だが、社屋内での移動やたまの持ち歩きに十分なバッテリー駆動時間は確保している。チップセット内蔵グラフィックスモデルの場合、標準バッテリーで最大約4時間、オプションの大容量バッテリー装着時は最大約7.5時間のバッテリー駆動が可能としている。

店頭モデル『VGN-BX4KANB』の予想実売価格は19万円前後。VOMモデルはBX4が最小構成価格13万円前後、BX6が14万円前後と想定されている。発売日は23日。

VGN-BX4KANB(店頭モデル)
CPU:Core 2 Duo T7100-1.80GHz|メモリー:DDR2-677 1GB(デュアルチャネル)|グラフィックス:Intel GM965 Expressチップセット内蔵|HDD:120GB|光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ|ディスプレー:14.1インチ 1400×1050ドット
無線通信機能:IEEE 802.11a/b/g、Bluetooth 2.0+EDR|TV機能:搭載せず|サイズ:幅317×奥行き263.7×高さ35mm|重量:約2.5kg|バッテリー駆動時間:約4時間|OS:Windows Vista Business|Office Personal 2007付属
予想実売価格:19万円前後
VGN-BX4AA/BX6AA(VOMモデル、主な仕様は最高スペック構成時)
CPU:Core 2 Duo T7700-2.40GHz|メモリー:DDR2-667 2GB(デュアルチャネル)|グラフィックス:ATI Mobility Radeon HD2300|HDD:160GB|ディスプレー:15.4インチ 1280×800ドット(BX6時)、14.1インチ 1400×1050ドット/1024×768ドット(BX4時)
サイズ:幅363.2×奥行き265.6×高さ40.5mm(BX6)|重量:約3.1kg(BX6)|OS:Windows Vista Business、Windows XP Professional SP2|光学ドライブ、無線通信機能等は店頭モデルと同等
最小構成価格:13万円前後

VAIO type G

“VAIO type G”

“VAIO type G”には、ビジネスユーザー向けに“Office Personal 2007+PowerPoint 2007”プレインストールモデルが追加された

ビジネスユーザー向けのモバイルノート“VAIO type G”シリーズは、“Office Personal 2007+PowerPoint 2007”をプレインストールしたモデル『VGN-G1KBNA』が店頭モデルに追加された。ハードウェア仕様に変更はない。

主な仕様は、CPUにCore Solo U1400-1.20GHz、チップセットはグラフィックス機能を内蔵するIntel 945GMS Express、メモリー1GB、HDD80GB、12.1インチXGA液晶ディスプレー搭載、重量約1.124kgなど。予想実売価格は26万円前後。発売予定日は23日。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン