ターボリナックス(株)は23日、動画配信・共有サービスなどで使われるFlash Video(FLV)形式の動画ファイルを同社の携帯端末『wizpy』(ウィズピー)のメディアプレーヤー機能で再生できるファイル形式(Xvid圧縮のAVIファイル)に変換できるツール『wizpyコンテンツダウンローダー』を6月上旬に提供開始すると発表した。wizpyユーザー向けウェブサイト“wizpy Club”で無償ダウンロード形式により提供する。
wizpyは、ターボリナックスが2006年11月に発表した小型携帯端末(関連記事)。ポータブルメディアプレーヤーとして使用できるほか、USB経由でパソコンに接続すると内蔵されたLinux OSが起動し、どのパソコンでも同じ環境を再現できるのが特徴。FLV形式のファイルは、従来でもwizpyを接続したパソコンでウェブブラウザーを利用すれば再生可能だったが、wizpyをポータブルメディアプレーヤーとして利用するときは再生できなかった。
wizpyコンテンツダウンローダーは、FLV形式のアニメーションをwizpy単体で閲覧可能にし、オフラインでも楽しめるようにするソフト。パソコンを通じてダウンロードし、wizpyにインストールして使用する。ソフトの起動・実行はwizpyを接続したパソコンで行なう。
同社では今後、同ツールを利用したパートナーを広く募集し、エンターテインメントコンテンツや、教材コンテンツを持つ企業とのアライアンスを推進する予定としている。