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GWの旅行写真を大画面で楽しむ

Apple TVのススメ

2007年04月24日 23時30分更新

文● 編集部 広田稔

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Apple TV、見るコンテンツがなければただの箱


Apple TV』といえば、アップルジャパン(株)が3月に発売したネットワークメディアプレーヤーだ(参考記事)。

Apple TVはテレビにつないで使うため、ビデオ再生がメインというイメージを持っている人が多いかもしれない。しかし、Apple TVはMPEG-2やWMVといった一般的なムービー形式をサポートしておらず、日本のiTunes Storeでも映画やテレビ番組が発売されていない。要するに、見るためのビデオを揃えにくいのだ。

フォトプレーヤー

Apple TVをフォトプレーヤーとして使うのだ

一方、デジカメ写真やAAC/MP3形式の音楽なら、パソコンで管理している人も多いだろう。これらのファイルはそのままApple TVで扱えるため、日本でも今すぐに楽しめる。そこでこのレビューでは、Apple TVをフォトビューアーや音楽プレーヤーと割り切って使おうと提案してみたい。

  • 1080i対応のHDMI端子でフルHDテレビに出力できる
  • 洗練された筐体とリモコンのデザイン
  • 触っていて気持ちのいいインターフェース


写真を家族で楽しむ


フォトビューアーの用途は、特に家族持ちのお父さんにオススメだ。最近では30、40インチ台の大画面テレビを買って、リビングに置いているという家庭もずいぶん増えてきた。

そのテレビにApple TVをつないで、パソコンに保存した子供や家族の思い出の写真を転送。正月などで親類が集まった際、サクっとスライドショーを始めるという使い方だ。ゴールデンウィークに旅行して、撮りためた写真を家族全員で見るなんて用途にはピッタリだろう。

AQUOSに接続

37インチ/フルHDのAQUOS(『LC-37BE1W』)にApple TVを接続し、スライドショーを再生してみた

大きさ比較

15インチのMacBook Proと大きさを比較すると、迫力の違いが一目瞭然!

デジカメ写真は、もちろんパソコンで見ることもできるが、テレビの大画面なら写真のきめ細かさをより堪能できるし、迫力も違う。Apple TVは1080i(1920×1080ドット)の解像度で出力できるので、フルHDのテレビにつないでもその解像度を最大限に生かせるのだ。

逆に里帰りのときにApple TVを持って行くという手もある。厚さ2.8cmのスリムな筐体で、ACアダプター内蔵のため、旅行カバンにいれてもあまりかさばらない。

リモコン

リモコンは6個のボタンなので迷いようがない

しかもApple TVのリモコン『Apple Remote』のボタンはわずか6個なので、すぐに操作を覚えられるだろう。“じいじ”や“ばあば”に渡して、孫の写真を見てもらうなんて用途にも向いている。

なお、同じアップル製品のiPodも機種によってはテレビにつないで写真を出力できるが、コンポジット/Sビデオ経由なので画像があまりシャープにならない。写真を見るなら、iPodより断然Apple TVがオススメなのだ。


(次ページに続く)

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