隠されたボリュームはメンテナンス用?
さて、以前の記事では、Apple TVのHDDは3パーティション構成になっているとお伝えした。しかし、今回のHDD交換で、パーティションとボリュームの形式さえ合わせておけば、OS用とコンテンツ保存用の2パーティション構成でも起動することがわかった。
では、標準の内蔵HDDにある、もうひとつのボリュームは何に使われているのだろうか?
このボリュームは、デスクトップにマウントされないため直接ファイルを確かめられなかったが、個人的な推測ではメンテナンス用のデータが含まれているものと思われる。
というのも、標準状態のApple TVは、動作中にリモコンの“−”と“MENU”ボタンを押し続けると、再起動してメンテナンスモードの画面が出現するが、先の方法で複製したHDDでは現われずに通常の起動になってしまったからだ。
隠されたボリュームの本当の役割りはともかく、先の方法でHDDを交換した場合、ディスクの調子が悪くなってもApple TVだけではメンテナンスできないことだけは確かだ。万が一のときは再びApple TV OSを“復元”する必要があるため、元のHDDはフォーマットせずに取っておこう。