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アドレスバーが緑色なら安全――サイバートラストがEV SSLをアピール

2007年02月21日 18時22分更新

文● アスキービジネス編集部

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サイバートラスト株式会社(旧ビートラステッド・ジャパン)は、2月21日、東京都内で事業説明会を開催した。2005年のソフトバンクグループ入り以来初となる説明会では、同社の阿多親市社長と米サイバートラストの担当役員らが登壇し、同社の注力分野であるEV SSLを中心に説明が行なわれた。


「EV SSLによるプレゼンス向上に期待」


 米サイバートラストのアジア太平洋担当シニア・バイス・プレジデント、ポール・オルーク氏は、「SSL証明書のビジネスでは8年間、業界のリーダーの地位を維持した。今年に入ってEV SSLを始めたことで、さらにプレゼンスが向上している」と話す。

 サイバートラストは、SSLサーバ証明書などのPKI製品やセキュリティコンサルティング、e文書関連ソリューションなどを手がけるセキュリティベンダー。中でもPKIに力を入れており、インハウス認証局の構築支援、認証局アウトソーシングサービス、企業向けおよびコンシューマ向けのクライアント証明書発行サービスなど、豊富なラインアップを備える。オルーク氏は「純粋な製品ベンダーでもサービスベンダーでもない。プロフェッショナルサービス、マネージドセキュリティサービス、製品の3つを提供しているユニークな企業」と表現する。

サイバートラスト株式会社 代表取締役社長 阿多親市氏

サイバートラスト株式会社 代表取締役社長 阿多親市氏

 中でも同社がここ最近、注力しているのが「EV(Extended Validation) SSL」というSSL証明書の新規格だ。従来のSSL証明書では、証明書を発行する認証ベンダーが自社独自の基準で証明書を発行していたため、ユーザー自身が認証局を確認して信頼できる証明書かどうかを判断する必要があった。サイバートラスト代表取締役社長の阿多親市氏は「信頼性を担保するはずのSSL証明書が、電話一本で申し込まれたものと厳格に審査されたものとの区別がつかなくなり、あやふやになってしまった」と嘆く。

 これに対してEV SSLは、米CA/Browserフォーラムが定めた共通の審査基準に基づき証明書を発行することで、証明書の信頼性を高めるようになっている。また、Internet Explorer 7では、EV証明書を使用したSSL通信時にアドレスバーが緑色に変化するため、エンドユーザーが安全なサイトかどうか一目で確認できるようになる。

IE7でEV SSL証明書を使用したサイトを開くとアドレスバーが緑色に変わり、一目で安全性を確認できる

IE7でEV SSL証明書を使用したサイトを開くとアドレスバーが緑色に変わり、一目で安全性を確認できる

 オルーク氏は「EV SSLは現在当社が提供している顧客の信頼性を高める製品として頂点を極めるもの。金融やEコマースを中心に、今後3カ月から6カ月の間に急速に需要が伸びていくのではないか」と期待を示した。

 なお、日本では、同社を含む複数の認証ベンダーやブラウザベンダーが参加する日本電子認証協議会(日本版CA/Browserフォーラム)が先月末に設立されたばかり。現在、統一ガイドラインの作成を検討しているとのことで、阿多氏は「万一、緑色のアドレスバーでフィッシング詐欺など起こったら大変なことになる。そのため、業界全体で慎重に議論を重ねている」と話した。

 また、サイバートラストは、現在注力しているPKI事業に加え、今後、国内でのセキュリティコンサルティングサービスを強化することを明らかにした。セキュリティリスクを定期的に評価・フィードバックしていくパッケージサービスで、来年度以降、人員を増強し、サービスを本格化させる予定だ。

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