10月14日、韓国発のセキュリティベンダーであるアンラボの日本法人が、「アンラボマネージドセキュリティサービス」(AMSS)を開始した。AMSSは、ネットワークセキュリティ機器やDMZ配下のサーバ群を監視し、レポート提供するサービス。韓国ではすでに500社以上の実績を持つという。
統合型のセキュリティサービスを提供
AMSSは、以下の組織で成り立っている。
- 24時間365日モニタリングを行なう「Security Operation Center」(SOC)
- インシデント(異常)発生時にリモートもしくはオンサイトで復旧作業を行なう「SWAT」チーム
- 新たなセキュリティ驚異に対して最新エンジンなどの開発や提供を行なう「AhnLab Security E-Response Center」(ASEC)
これらのチームが、具体的には以下のサービスを展開する。
- Firewall Managed Service
- 監視対象機器は、アンラボの「AhnLab TrustGuard」のほか、シスコシステムズの「ASA/FWSM」、ジェニパーネットワークスの「NetScreen」、フォーティネットの「FortiGate」など
- IDS/IPS Managed Service
- 監視対象機器は、IBMの「Proventia Network IPS」
- 付けて安心サービス
- オンサイトを含むインシデント発生時のシステム復旧作業やネットワーク脆弱性の診断サービス
今後は、DDoS監視サービスやWeb脆弱性診断サービス、デジタルフォレンジック対応ができる技術者を派遣する、プロフェッショナルサービスなどを提供する予定だ。
また、サービス以外にも、同社製アンチウイルスソフト「V3 Internet Security」を初年度は標準添付し、以降更新時には特別価格で提供する。サービス自体の価格は以下の通り。値付けの基準は、対象機器のカタログベースのスループットになっているが、同社は「セキュリティマネジメント事業者としては最安値」と胸を張る。
次ページ、「アンラボによるセキュリティ事情の紹介とサービス概要紹介」に続く