ASCII Power Review 第114回
GIGABYTEのスリム・クリエイターPCなのだ
AERO 15 OLED 実機レビュー = インテル8コアCPUに新RTX3080搭載
2021年02月09日 10時00分更新
GIGABYTEは第10世代(Comet Lake)の8コア16スレッドCPU「Core i9-10980HK」と「NVIDIA GeForce RTX 3080 Laptop GPU」を組み合わせた15.6型4K有機ELディスプレー搭載クリエイターノートPC「AERO 15 OLED YC-9JP5760SP」を発表、1月27日に販売開始した。
デスクトップ用CPU&GPUを強引に搭載したノートPCを除けば、インテル系ハイエンドマシンとして本製品は最高クラスだ。
インテル系ハイエンドノートPCとして最高クラスのマシン
AERO 15 OLED(YC-9JP5760SP)はOSに「Windows 10 Pro 64ビット」、CPUに「Core i9-10980HK」(8コア16スレッド、2.40~5.30GHz)、GPUに「NVIDIA GeForce RTX 3080 Laptop GPU」を採用。メモリーは64GB(2スロットとも使用)、ストレージは2TB(M.2 PCIe SSD×2)を搭載している。
なお兄弟モデルとして、Core i7-10870H / RTX 3070 / RAM32GB / SSD1TBの「XC-8JP5450SP」(27万9800円)、Core i7-10870H / RTX 3060 / RAM16GB / SSD512GBの「KC-8JP5130SP」(19万9800円)の2モデルが用意されている。
以上3モデルはCPU、GPU、メモリー、ストレージ以外のスペックは基本的に共通。ディスプレーはサムスン製4K有機EL(3840×2160ドット、DCI-P3カバー率100%、DisplayHDR 400 True Black対応、コントラスト比100,000:1、X-Rite Pantone色校正認証)を搭載。通信機能は、有線LAN(1000/100/10Mbps)、Wi-Fi6(11ax)、Bluetooth 5.0 + LEをサポートする。
インターフェースは、Thunderbolt 3×1、USB 3.2 Type-A Gen1×3、HDMI 2.1×1、Mini DisplayPort 1.4×1、3.5mmコンボジャック×1、フルサイズUHS-II SDカードリーダー×1、有線LAN (1000/100/10Mbp)×1を用意。なおThunderbolt 3はUSB Power Delivery非対応だ。
ボディーはCNC加工によるフルアルミニウム製で、サイズは356×250×20mm、重量は2kg。バッテリーは99Whと大容量で、駆動時間は8時間と謳われている。
スペックを総括すると、とにかく盛り盛りというのが率直な感想。CPUが第10世代(Comet Lake)というところが残念だが、第11世代(Tiger Lake-H)の8コアCPUは現時点で発売されていないので仕方ない。インテル系ハイエンドノートPCとしては現時点で最高クラスのマシンだ。
テンキー付きキーボードはちょい狭め
タッチパッドの操作感は◎
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