ASCII Power Review 第79回
Ryzen 9 4900HSの速度にバッテリーの持ちも予想以上ナノダ
ROG Zephyrus G14 実機レビュー = 電光掲示天板にRyzen9 + RTXが強力すぎ!!
2020年05月27日 11時00分更新
ASUSは14インチゲーミングノートPC「ROG Zephyrus G14」を5月27日に発表した。
最大の特徴は天面にLEDピクセルアートを表示する「AniMe Matrix」を搭載していること。ここにアニメーション、画像、テキストなどを表示して、eスポーツ会場やスターバックスなどでノートPC史上最高レベルにドヤることが可能だ。
またAMDの7nmプロセスの新型CPU「Ryzen 9 4900HS」を6カ月限定で独占搭載しているのも大きなポイント。
と言うわけで今回は「AniMe Matrix」の使い勝手、そして「Ryzen 9 4900HS」のパフォーマンスを中心にレビューしていこう!
「Ryzen 9 4900HS」と「AniMe Matrix」は
本製品だけの装備なのだ
Zephyrus G14には、CPU、外部グラフィックス、メモリー、ストレージ、ディスプレー解像度、AniMe Matrix搭載/非搭載、カラー、Office搭載/非搭載の異なる9モデルが用意されている。
最も安価なのはR7-4800HS/GTX 1650/8GB/512GB/FHD/AniMeなしの「GA401IH-R7G1650G/W」で15万3800円、最も高価なのはR9-4900HS/RTX 2060 Max-Q/16GB/1TB/WQHD/AniMeありの「GA401IV-R9R2060WLQ/GLQ」で26万3800円だ。
ちなみに今回試用したのは、CPUに「Ryzen 9 4900HS」(8コア16スレッド、3.0~4.3GHz、TDP35W)、外部グラフィックスに「NVIDIA GeForce RTX 2060 Max-Q Design」、メモリーにDDR4-3200 16GB、ストレージにPCIe接続1TB SSD、ディスプレーに14型WQHD液晶(60Hz)、そして「AniMe Matrix」を搭載した最上位モデルだ。
「Ryzen 9 4900HS」は半年間、本製品に独占搭載されるプロセッサーであり、「AniMe Matrix」も本製品で初めて搭載された装備だ。予算が許せば、ぜひ最上位モデルをゲットしたいところである。個人的にも。
・「GA401IV-R9R2060WLQ」(26万3800円)
R9-4900HS/RTX 2060 Max-Q/16GB/1TB/WQHD/AniMeあり/ホワイト
・「GA401IV-R9R2060GLQ」(26万3800円)
R9-4900HS/RTX 2060 Max-Q/16GB/1TB/WQHD/AniMeあり/グレー
・「GA401IV-R9R2060W」(21万9800円)
R9-4900HS/RTX 2060 Max-Q/16GB/512GB/FHD/AniMeなし/ホワイト
・「GA401IV-R9R2060G」(21万9800円)
R9-4900HS/RTX 2060 Max-Q/16GB/512GB/FHD/AniMeなし/グレー
・「GA401II-R7G1650TGLA」(19万7800円)
R7-4800HS/GTX 1650 Ti/16GB/512GB/FHD/AniMeあり/グレー
・「GA401II-R7G1650TWLA」(19万7800円)
R7-4800HS/GTX 1650 Ti/16GB/512GB/FHD/AniMeあり/ホワイト
・「GA401IH-R7G1650F」(16万9800円)
R7-4800HS/GTX 1650/8GB/512GB/FHD/AniMeなし/グレー/Office搭載
・「GA401IH-R7G1650G」(15万3800円)
R7-4800HS/GTX 1650/8GB/512GB/FHD/AniMeなし/グレー
・「GA401IH-R7G1650W」(15万3800円)
R7-4800HS/GTX 1650/8GB/512GB/FHD/AniMeなし/ホワイト
後からアップグレードできない装備を優先して
マイマシンを選びたい
今回借用した「AniMe Matrix」搭載モデルの本体サイズは324×222×19.9~20.9mm、重量は1.7kgだった。「AniMe Matrix」非搭載では324×222×17.9~18.9mm、重量は1.65kgなので、「AniMe Matrix」搭載モデルは2mm厚く、0.05kg重いことになる。まあこのぐらいなら誤差範囲と言えよう。
インターフェースは共通で、USB 3.1 Gen2 Type-C×2(左側はDisplay Port 1.4対応、USB Power Delivery対応)、USB 3.0 Type-A×2、HDMI 2.0b、3.5mmヘッドセットジャック、セキュリティーロックスロット、電源端子が装備する。
ACアダプターと電源ケーブルの合計重量は実測530gだ。高負荷な処理をしないときに、コンパクト&軽量なUSB Power Delivery対応充電器を利用できるのはモバイル用途に活用したい方に嬉しい仕様だ。
ディスプレーはWQHD(2560×1440ドット)がリフレッシュレート60Hz、画面占有率85%、sRGBカバー率100%で、出荷前にPANTONE認証のカラーキャリブレーションが実施されている。
一方FHD(1920×1080ドット)はリフレッシュレートが120Hz仕様となっている(Office搭載の「GA401IH-R7G1650F」のみ60Hz)。60HzのWQHD、120HzのFHDのどちらを選ぶか悩ましいが、ストレージ容量と外部グラフィックスが異なる点も加味して購入するモデルを検討しよう。
メモリーとストレージは換装できても、外部グラフィックスは交換できないので、個人的には長く使うことを考えれば最上位モデルを選びたいと思う。
「AniMe Matrix」が楽しすぎ!
アニメーションGIFも表示できる!!
この連載の記事
- 第242回 Core Ultra搭載で11型大画面のポータブルゲーミングPC「ONEXPLAYER X1」実機レビュー
- 第241回 富士フイルムの4020万画素APS-Cコンパクトカメラ「X100Ⅵ」実機レビュー
- 第240回 ASUSが発売した「究極」の2画面モバイルノート「Zenbook DUO」実機レビュー
- 第239回 Core Ultra搭載で最強2in1ノートだ = 「HP Spectre x360 16」実機レビュー
- 第238回 ハーフNDフィルター内蔵でAFも進化の「OM-1 MarkⅡ」実機レビュー
- 第237回 Core UltraとGeForce RTXの組み合わせを計ってみた = 「AORUS 15 (2024)」実機レビュー
- 第236回 ASUSのお買い得ゲーミングノート「TUF Gaming A15」実機レビュー
- 第235回 第14世代「Core i9-14900HX」+「RTX 4090」に超高輝度LCD搭載の「ROG Strix SCAR 18」実機レビュー
- 第234回 最新の「2つ折りPC」は超便利すぎだった=「HP Spectre Foldable 17」実機レビュー
- 第233回 爆速なうえ完全画面に背面フルフラットを実現したゲーミングスマホ「REDMAGIC 9 Pro」実機レビュー
- この連載の一覧へ