今回は、Fusion 360のCAM(キャム)を使った切削加工の工程を紹介する。CAMというのは、パソコン上でNC工作機械の加工プログラムを作成するソフトウェアだ。AutodeskのFusion 360は3D CAD/CAMソフトウェアなので、CADで作った3Dデータを使って、CAMで加工プログラムを作成できる。
今回は、オリジナルマインドのCNC「KitMill」を使用して切削する。Kitmillは、自分で組み立てられるキット式のデスクトップ型CNCフライス。オリジナルマインドの「時代は切削!」Tシャツをイベントなどで見たことがある方もいらっしゃるのではないだろうか。
1.CADで3Dデータを作る
2.CAMで加工プログラムを作る
3.加工プログラム(NCコード)を生成する
4.NCコードをCNCフライスに流し、削り出す
というのが今回の流れ。
細かい使い方については省いてしまうが、例として参考になればうれしい。
CADで3Dデータを作る
今回はきゅんくんステッカーのイラストをシンプルにしたものを3Dにする。
ウェアラブルロボット「METCALF(メカフ)」を着用した写真を元に、イラストレーターのhima://KAWAGOEさんに書き下ろしていただいたものだ。
ステッカーはこちらのウェブショップで販売している。
この連載の記事
- 第318回 DTM勢がAIで作曲したら、AIの得意分野と苦手分野が見えてきた
- 第317回 ものづくり版コミケ「Makerフェア」2024年は面白かった。出展者の世代交代もなされているように見えた
- 第315回 0歳児、いつから保育園に? 女性の働き方、とことん考えてみました
- 第315回 推しの細胞がついた指輪を作ってもらった
- 第314回 おしゃれすぎるファン付きウェアを買って重要な問題に気付いた
- 第313回 0歳児がいながら、働く。ベストなやり方は?
- 第312回 パートナーの反対で転職できない問題
- 第311回 YouTubeの再生を止めないために画面を自動でタップする機械を作った
- 第310回 地方に移住したいが、東京にとどまるべきか
- 第309回 「マジック:ザ・ギャザリング」という深淵の入り口に立った。まだ底は見えない
- この連載の一覧へ