またまたパワーバンク(モバイルバッテリー)を衝動買い
最近の筆者はUSB Type-C端子一体型が好み
ここ3年ほど、筆者の「パワーバンク」(モバイルバッテリー)選びはUSB Type-Cプラグが本体に一体化されていて、スマホに直接挿すことができる「ダイレクトアタッチ」系が中心だ。
スマホの受電ポートがType-Cへ集約され、充電のたびにケーブルを探す必要もない。外出先でバッテリーとケーブルを別々に取り出す小さな儀式から解放されるのは、想像以上に気持ちが良い。
これまでは5000mAhクラスを中心に買い集めてきたが、今回はそのスタイルのまま20000mAhをうたう製品を発見した。ケーブルレスの身軽さに大容量を足せば、さらに便利になるのか。それともスマホの下に巨大な増槽をぶら下げることになるのか。確かめたくなって衝動買いした。
中国製の本製品には、パッケージに「手のひらサイズ、挿すだけ充電」と書かれている。手のひらの大きさは人それぞれだが、筆者の判定ではギリギリ合格である。もっとも、手に載ることと握りやすいことは別問題だ。
製品の内容は本体、充電用USBケーブル、取扱説明書とキャンペーンカード。ストラップ風の輪っかはLightningケーブルだ。旧世代のiPhoneユーザーには出番があるのだろうが、筆者には不要である。「ないよりマシ」と「なくていい」の境界線は、使うスマホで決まる。
筆者の歴代コレクションには、18650セルや21700セルをそのまま収納するワイルドな製品も、セルをケースに収めたブランド製品もある。その中でも、今回の丸みを帯びた白い本体はひときわ大柄だ。
20000mAhの容量をうたう本製品 表示を見る限りは合っている
背面には丸形PSEマークと「株式会社らくらく」の表示があり、セル容量と電圧別の定格容量も記載されている。表示上のセル容量は3.85V/20000mAh、つまり77Wh。5V出力の定格容量12320mAhは61.6Whで、77Whの80%に当たる。20000×3.85÷5×0.8=12320という計算だ。9V/10V/12Vの定格容量も、電圧を掛ければ約61.6Whになる。計算の辻褄は合っているが、これはラベルの整合性であり、中身の測定結果ではない。
本体へは付属ケーブルを側面のType-Cポートに挿して充電する。ケーブルレスとはスマホへの給電時の話だけで、パワーバンク自身にはケーブルが必要だ。側面の数字で残量を確認できるのは便利である。
容量が増えれば、普通は本体も重くなる。愛用のSHARGE製5000mAhモデルは、定格2800mAhで実測99g。今回の製品は181gだった。重さは約1.8倍で、表示上のセル容量は4倍だ。数字どおりなら魅力的だが、この軽さをそのまま喜んでよいのか疑問だ。
サブサブ機のPixel 6で試すと、残量45%から急速充電を開始し、12時59分19秒から14時17分までの約78分で、100%になった。一方、終了時のパワーバンクは残り59%だった。スマホ内部とUSB出力では電圧が異なり、mAhを直接引き算できないが、減り方は気になる。
背面の折りたたみスタンドは横画面で便利だ。動画を見ながら充電できる。一方、6.5型前後、約200gのスマホを縦に載せる場合は、重心が高くなり転倒に注意が必要である。
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