【疑わない人間、疑われないAI】PARAs AI、国会答弁・法案・省庁議事録と自動照合するバイアス分析機能を追加
株式会社Accel Brain
国会会議録・現行法令・法案・省庁議事録を横断検索し、バイアス分析の準拠点となる情報ソースとして活用、あるいは公文書そのもののバイアスも分析可能に
生成AI時代の「信頼」の創造を目指す株式会社Accel Brainは、AI分析プラットフォーム「PARAs AI(パラス エーアイ)」において、外部の公的データベースを検索・参照できる新機能を追加したことをお知らせいたします。
本アップデートにより、PARAs AIは、以下のような公的な一次情報を横断的に検索できるようになりました。
- 国会における各議員の発言
- 施行中の現行法令
- 参議院および衆議院に提出された法案
- 各府省庁の審議会・会議等の議事録
今後も公的なデータの情報検索機能は順次追加していく予定です。
想定される活用シーン
検索した情報は、次の2つの用途でご活用いただけます。
- ニュース記事、SNS投稿、動画などの分析対象に対するバイアス分析において、その準拠点となる情報ソースとして参照する。
- 国会答弁や法案、議事録そのものを分析対象として、いわゆる「論証監査(Argumentation Audit)」、「政策言説分析(Policy Discourse Analysis)」、「エビデンスに基づいた吟味(Evidence-based scrutiny)」などの実践の一助とする。
バイアス分析の準拠点としての情報ソース
公式的な組織が開示している一次情報は、ニュース記事、SNS投稿、動画などのような他のコンテンツをバイアス分析の対象とする場合に、情報ソースとして参照することができます。
- 各府省庁の審議会資料やニュース記事の主張を、一次情報(議事録・法令)に立ち返って検証
- 発信前のセルフチェックとして、自らの主張が公的な一次情報と整合しているかを事前に確認
このような分析の場合、検索で取得した公的な情報は単なる補足資料ではなく、バイアス分析が判断の根拠を置く「準拠点」として参照されます。分析結果では、この公的な資料が抜粋や原典のリンクと共に画面上に提示されます。
公文書それ自体のバイアス分析
一方で、国会答弁、法案、省庁の議事録に関しては、そのものを「分析対象」として指定することもできます。
- 国会答弁や省庁の議事録に、早計な一般化や感情に訴える論証などの論理的誤謬が含まれていないかを検証
- 法案・現行法令の条文を対象に、定義の曖昧さやエビデンス不足の記述を検知
このような分析の場合、公文書それ自体に含まれる概念の曖昧さ、論理的な誤謬、エビデンス不足などを他の情報ソースと同一の基準でPARAs AIが検証します。
情報ソースの自動検索機能
本アップデートにより、PARAs AIでは、情報ソースの手動検索機能と自動検索機能を配備しました。
手動検索機能では、ユーザー自身が検索条件を入力し、上記の情報ソースを直接検索するインターフェイスとして利用可能です。
自動検索機能は、入力された分析対象の内容に応じて、PARAs AIが検索の要否および検索条件を自動的に判定し、公的データベースの検索を自動的に実行する機能として利用可能です。自動検索のアルゴリズムは現在β版として提供しております。
検証可能性を担保する表示設計
- 検索結果・分析結果には原則として原文全文ではなく一定割合の抜粋のみを表示し、詳細確認のための原典(国会会議録検索システム、e-Gov法令検索、各議事録掲載ページ)へのリンクを必ず併記します。
- 分析結果は、発言・記載内容の論理構成やエビデンスの有無に関する当社独自の整理であり、発言者個人の人格や意図、誠実性を評価するものではありません。
- 法令に関する表示内容は施行中の現行法令の状況を機械的に反映したものであり、法的効力を持つ正式な法令内容ではない旨を明示します。正式な内容は官報等の公的原典でご確認いただく設計です。
PARAs AIの機能について
元々PARAs AIの機能は、テキストや動画のデータから以下のような「バイアス」を検知する機能として設計されていました。背景にあるのは統計力学・情報理論に基づく独自アルゴリズムです。
今回のアップデートは、公的なデータベースの情報をこのバイアス分析の準拠点にする機能の拡張と、公的なデータベースそのものをバイアス分析の対象にする機能の拡張を兼ねた内容になります。
概念の曖昧さ
- 概念の定義の曖昧さ
- 統計の方法としての曖昧さ
- - 母集団の定義とその運用の非一貫性
- - 関係概念の曖昧さ
- - - 相関関係と因果関係の混同
- - - - 疑似相関の検証有無の曖昧さ
- - 交絡の手続きの曖昧さ
- - - 交絡因子の除去手続きに伴う不透明性
- 意味形式上の曖昧さ
- - 用語の分類の粗さ
- - 区別された二つの概念の境界の曖昧さ
根拠の不足
- エビデンスや根拠付けが不十分な箇所
- 記事内に明記されている「前提」と「結論」の間の飛躍
論理的誤謬
- 早計な一般化
- 感情に訴える論証
- 衆人に訴える論証
- 因果の誤帰属
- 事実命題と価値命題の混同
情報ソースとの齟齬
- 情報ソースに含まれていない、分析対象の記事や動画そのものに固有の論点の抽出
- 情報ソースには含まれているが、分析対象の記事や動画では取り上げられていない論点の抽出
今後の展望
生成AI時代の「信頼」を創造することを目指している当社では、「疑わない人間、疑われないAI」という企業理念を掲げております。この理念は現実的な理念です。
「疑わない人間、疑われないAI」という状況は、「現在」の問題の孕んだ状況であると共に、「未来」の理想的な状況の一つでもあります。生成AIの性能が十分に統計的に検証されないまま社会実装が先行している「現在」において、「疑わない人間、疑われないAI」という状況は達成されていると考えられます。一方、統計的にその性能が検証された場合にも、この状況は別の意味で達成されるでしょう。当社が目指しているのは、この「未来」の状況です。
当社が目指す理想は、この世の全ての生成AI、AIエージェント、およびAIユーザーの成果物を余すことなく統計的に検証できる状況を生み出すことにより、生成AIやAIエージェントを過信する必要も無ければ、疑心暗鬼になる必要も無い状態です。PARAs AIは、ユーザー自身が「他者のバイアスを手軽に検知する」環境と「原典に立ち返って確認できる」環境を整えることで、生成AIの成果物や生成AIユーザーの成果物をより簡単に検証できるツールとしてお役立ていただけます。
今後は、参照可能な公的データベースの拡充、自動検索機能の精度向上などを予定しております。生成AI時代の「信頼」を創造するために、生成AIと人間の両方が生み出す情報を一次情報に基づいて検証できる機能を充実化していきます。
株式会社Accel Brainについて
会社名称:株式会社Accel Brain(アクセルブレイン)
設立:2019年12月6日
代表取締役:木村 正彬
住所:千葉県千葉市中央区千葉寺町1217番地26ロイヤルパーク一番館101号室
メールアドレス:info@accel-brain.co.jp
電話番号:03-5944-1934
本件に関するお問い合わせ先
Email:support@paras-ai.com
公式サイト:https://paras-ai.com/
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